一斉蜂起! 全テレビ局がジャニーズ帝国へ宣戦布告(2)

週刊実話

 万が一、全面戦争に突入した場合、ジャニーズ事務所の被る被害は甚大だ。
 「NHKの番組には『ジャニーズJr.』や『Sexy Zone』、『A.B.C-Z』などの若手を育成する『ザ少年倶楽部』、井ノ原快彦がMCを務める『あさイチ』、山口達也『Rの法則』や三宅健『みんなの手話』などがあり、いずれなくなるかもしれない。民放ではピンで張れない中堅の穴埋めがNHKだったんです」(制作関係者)

 だが、NHKもジャニーズ以上の深手を負うことは覚悟の上だという。
 「NHKは『ザ少年倶楽部』などの歌番組を公開収録している。これらの目的は、ひとえに受信料の徴収です。受信料を支払っていないと公開収録に応募できないからです」(NHK関係者)

 NHKの脱ジャニーズ路線に、意外な反応を示しているのが民放キー局。なんと追従の構えを見せているのだ。
 「SMAP解散問題でジャニーズの求心力が低下していることは間違いない。ジャニーズはちょっとやり過ぎていた。ドラマで主演に起用しても“HPでタレントの写真を使用するな”とか“ドラマのDVD化の二次使用で許諾を出すのが非常に遅い”とか、世界のメディア事情を考えたら前時代的なことを平気でやってきた。人気グループの『嵐』や『関ジャニ∞』だって視聴率的には10%前後。15%を超えているのは日本テレビの『TOKIO』が出演する『ザ!鉄腕!DASH!!』だけ。まあ、『ザ!鉄腕!DASH!!』はTOKIOに人気があるわけではなく、番組スタッフの企画力の勝利。吉本芸人を出しても高視聴率はゲットできる。結論を言えば、テレビマンの大半がジャニーズを毛嫌いしているんです」(キー局編成マン)

 つい最近も、テレビ朝日の早河洋会長兼CEOが“アンチジャニーズ事務所”発言をして注目を集めた。
 「『〜ジャニーズ事務所も、芸能プロの一つにすぎない』とブチかました。日テレだってTBS、フジだって同じ思いでしょう。特にフジはあれだけジャニーズに尽くしてきたにも関わらず、最後は『SMAP×SMAP』打ち切りとなって酷い目にあった。皆が皆、腹に一物を持っている」(テレビ局制作関係者)

 驚くことにジャニーズ対テレビ局という展開を煽っているのが、他の大手芸能プロの面々。今後の行方を左右する鍵となるのが、『一般社団法人 日本音楽事業者協会』だという。
 「通称、音事協。ジャニーズはいまだに加盟せず、独立体を維持してきた。今回、音事協が全勢力を挙げてテレビ局に協力することでジャニーズ事務所を音事協に加盟させようとしているという話が実しやかに囁かれている」(芸能関係者)

 テレビ界の勢力図は変わるか。

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