症状が消えても進行し続ける!?ホントに怖い「梅毒」のお話 (1/2ページ)

Prie(プリエ)

症状が消えても進行し続ける!?ホントに怖い「梅毒」のお話

今回は「梅毒」についてのお話。ここのところ話題にのぼる機会が増えたとはいえ、多くの人にとっては遠い世界のことに感じられるかもしれません。

この数年で、梅毒の感染者数は急激に増えています。2008年には200人程度でしたが、今年2016年には1200人以上もの感染が報告されているのだそう。

特に私たちにとって見過ごせないのは、母子感染についてではないでしょうか? 数としては目立つほど増えているわけではありませんが、いつか子どもを授かる可能性を考えれば、決して他人ごとではありませんよね。

さらに梅毒の怖いところは、症状がパッタリと消える時期があること。「もしかして自然に治った?」なんてのんびりかまえていたら、実はカラダの中は大変なことになっていた……なんていうケースもあるのです。

梅毒の怖さ① 小さな傷からカラダに入り込む

梅毒の感染経路ですが、主に輸血と性交渉。今回は性交渉に注目して、お話を進めていきましょう。

梅毒の病原体「梅毒トレポネーマ」は、小さな傷から体内に入り込み、その部分にはしこりができます。コンドームをつけないセックスから感染したなら性器に、オーラルセックスで感染したなら唇まわりに。しばらくたつと皮膚がはがれたり、ただれたり……という症状が出ます。

しかしやっかいなのは、このとき痛みをほぼ感じないこと。ただ皮膚が荒れるだけなら「ちょっと体調が悪いのかな?」程度で済ませてしまいそうですよね。

梅毒の怖さ② 症状が消えても進行し続ける

放っておくと症状は消えますが、自然に治ったワケではありません。このとき病原体は血液に乗って、全身に広がっていきます。それは目に見えないカラダの内側で、着々と感染が進んでいる……ということ。

そこからおよそ1~3ヶ月後に、発熱やだるさを感じるようになります。また皮膚全体が点々と赤くなる「バラ疹」という症状が目立ってきます。

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