【プロ野球】糸井嘉男、陽岱鋼、中田翔……。気がつけばプロ野球界の「金髪戦士」が絶滅寸前!?

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気がつけばプロ野球界の「金髪戦士」が絶滅寸前!?
気がつけばプロ野球界の「金髪戦士」が絶滅寸前!?

 2000年前後のパ・リーグはビジュアルで印象に残る選手が多かった。特に日本全体が空前の金髪ブームだったこともあり、パ・リーグ戦士の頭髪が次々と金色に。松井稼頭央(西武)、中村紀洋(近鉄)、初芝清(ロッテ)、松坂大輔(西武)も一時期は前髪金髪になっていた(※球団名は当時の在籍チーム)。

「俺だ、俺を見てくれ」

 そう言わんばかりの自己顕示。虚勢かも知れないが、そこにはトレンディエースの系譜を継ぐ、トレンディな心意気があったように思える。

 今でもサッカー界では日本代表・本田圭佑をはじめ、金髪党が残存している。広いピッチで自分の居場所を明確に示すという競技上の利点もあるが、若手Jリーガーが髪を染めたとき、筆者は「覚醒」の予感を感じる。

 特に下部であるJ2の金髪はやっかいだ。アグレッシブな自信がみなぎり、上昇志向でピッチを駆け巡る。ピッチ上に金髪がいれば、自然と注目してしまう。

 しかし、プロ野球界では金髪プレーヤーが絶滅寸前だ。金髪にすればすぐに「天狗になるな!」とOBが青筋を立て、「チャラい」とファンに叩かれる。

 だが、わずかながら脱走兵のごとく残存する金髪戦士がいる。そんな彼らにも今オフは黒髪転向の魔の手が迫っている。

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■糸井嘉男(オリックスからFA宣言/去就未定)

 糸井嘉男といえばド派手な金髪がトレードマークだったが、11月1日にFA宣言すると決意の黒髪に。2015年に黒髪に戻した際は「不調で気合を入れなおした」とも言われたが、実は「娘の学校行事があったから」。

 「宇宙人」といわれる糸井だが、もちろん常識は持ち合わせている。となれば、この黒髪は、明確なルールはないが実質的には派手な髪型禁止の阪神入りのカウントダウンか。

■陽岱鋼(日本ハムからFA宣言/去就未定)

 長い茶髪や金髪をなびかせるファッションリーダー・陽岱鋼もFA宣言を機に黒髪に。ちなみにソフトバンク・工藤公康監督は「茶髪・ガム禁止派」だ。

■金子千尋(オリックス)

 大人しいのに金髪党の金子千尋だが、年々トーンダウン。落ち着いた色になってきており、いつの間にか茶髪に近い色になった。

■中田翔(日本ハム)

 今日のプロ野球でどんなに叩かれようと金髪にする稀有な存在の中田翔。近年はダークブラウンと金髪を行き来しているが、モヒカンなどのド派手さは控えるようになってきた。そろそろおでこも心配で、どこまで貫けるのか注目。

■森友哉(西武)

 中田の大阪桐蔭高の後輩・森友哉も貴重な金髪党だ。昨オフ、金髪に染め上げて多数のメディアに出現。しかし、派手すぎてこっぴどく叱られ、シーズン中は茶髪に。それでも「隙あらば金髪」を狙っているかもしれない。

■【番外編】高橋由伸監督(巨人)

 オフに金髪にして羽を伸ばす選手も多いが、若手時代の高橋由伸監督にもその経験がある。茶髪・金髪・長髪・ヒゲ厳禁の巨人。オフでもOBから大バッシングを浴びたが、本人は「ウチは薄い家系。髪があるうちに遊んでおかないと」と迷言を残したことでも知られている。巨人じゃなければ、金髪戦士になっていたかも!?

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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