話題性で20%越えも?木村拓哉”新ドラマ”に寄せる関係者の期待感

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話題性は抜群。数字がついてくるか?
話題性は抜群。数字がついてくるか?

 SMAPの木村拓哉(43)の初めての医師役となる主演ドラマ『A LIFE ~愛しき人~』(TBS系)が、それまで木村拓哉を支持していたファン層からも「大コケ間違いなし」と大ブーイングの嵐と浴びている。一連のSMAP解散騒動が影響しているとはいえ、非常に厳しいジャッジが下されている。しかしその一方で関係者の見方は真逆のようだ。あるテレビ関係者は、「大ヒットする可能性が高い」と語る。

「裏切り者イメージが定着したキムタク主演のドラマが成功するわけがない……という声が大半ですが、スタートする3か月も前から、これほど話題沸騰となったドラマは聞いたことがない。しかも放送開始はSMAP解散の翌月。“元SMAP“のキムタクがいきなり主役をはるという話題性は強い。初回視聴率は20%超えも十分期待できます」

 医療モノ、刑事モノは昔からドラマの鉄板コンテンツ。冷静に見れば、ヒットする材料がこれほどそろっているドラマは珍しいという分析である。

■主演のマイナスイメージがプラス効果に

 キムタクのSMAP解散後、初の主演ドラマが大ヒットする要因はまだあるという。

「脚本は、『僕シリーズ3部作』」の橋部敦子。プロデューサーは、『華麗なる一族』『99.9 -刑事専門弁護士-』を手がけ、“視聴率男”と呼ばれる瀬戸口克陽。また、同時期に草なぎ剛(42)の主演ドラマが決定しているのも相乗効果でプラスとなります」(前出・テレビ関係者)

 冷静に分析してみれば大ヒットの条件はそろっている。あとは木村次第といったところ。「何を演じてもキムタクでしかない」と言われ、ワンパターンで深みがなかった。その限界を今打ち破ることができるか──ここに懸かっている。

「SMAP解散騒動で、木村の世間的な好感度が急落したのは事実。ですが、悪のイメージが逆に彼の存在感を高めました。解散騒動によって裏切り者扱いされ、これまで味わったことのない屈辱にまみれたはず。この屈辱を糧にすることができれば、役者としての限界を打ち破るきっかけとなり、大化けする可能性は大いにある。逆転ホームランに期待します」(前同)

 崖っぷちの木村に残された逆転の道は、「本物の役者」への脱皮。実力で世間を黙らせるしかない。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
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