大コケも想定の範囲内?『SMAP×SMAP』後継番組に隠された狙い
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『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の後番組が、『ズレ↓オチ』に決定した。来年1月からのスタートだが、放送前から先行きが危ぶまれている。
「これまで過去3回、特番として放送されていた番組ですが、視聴率は6〜8%とそこまでの結果は出せていない。それでも、直近の視聴率がフジテレビとしては比較的高かった、という理由で決定したのでしょう」
と、番組起用の理由についてテレビ関係者は話す。
不可解なのは出演陣だ。特番では、フットボールアワー・後藤輝基(42)、田中みな実(30)、関ジャニ∞・横山裕(35)がMCを担当していたが、なんと横山が外れることになった。その裏にはジャニーズ事務所の強い要望があったと、ジャニーズに詳しい関係者が語る。
「『SMAP×SMAP』は、飯島三智マネジャー(58)がSMAPとともに築き上げた番組。その後番組に、後輩がレギュラー出演するとファンの反発を招く可能性が高い。そのため、ジャニーズ側から横山降板を申し入れたのでしょうね。KinKi Kids冠番組が始まるとウワサもありましたが、反発を恐れ、ジャニーズ事務所の意向で白紙にしたようです」
■KinKi KidsがSMAP愛を叫ぶワケ
そのKinKi Kidsだが、紅白初出場が決まり、来年はデビュー20周年のアニバーサリーイヤーを迎える。今年はメディア露出も増え、SMAP騒動渦中は、SMAPを褒める発言をしていたことでも知られている。
「KinKi KidsがSMAPを擁護する発言が一時期、メディアに多く取り上げられました。これは、ジャニーズの広報戦略と捉えられます。直系の後輩というポジションを確立し、『KinKi Kidsならスマスマの後番組を任せても大丈夫』と、ファンに思わせる戦略です。一旦『ズレ↓オチ』を挟んで世間の反発心をクールダウンさせ、ゆくゆくはフジから企画されたKinKi Kidsの番組をスタートさせる目論見でしょう」(前出・関係者)
20周年のアニバーサリーイヤーとなるKinKi Kids。先輩SMAPの後を引き継ぐ下準備は着々と進んでいるようだ。
- 文・橘カイト(たちばな・かいと)
- ※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。