【プロ野球】八木裕、新庄剛志、濱中治……。 惜しかった阪神の“生え抜きスラッガー候補”たち (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■新庄剛志(在籍1990~2000年)

【通算成績】1734試合:打率.252/225本塁打/816打点
【最高】28本塁打(2000年)

 かなり惜しかったのは「虎のプリンス」こと新庄剛志。高卒3年目の1992年に11本塁打を放ち、亀山努とともに「亀新フィーバー」を巻き起こした翌年も23本塁打。だが、こちらも桧山と同様、「当たれば飛ぶ」タイプで思いのほか本塁打数が伸びなかった。

 しかし、野村克也監督が就任して寵愛を受け、2000年には28本塁打をかっ飛ばした。いよいよ完全開花と思われたが、まさかのメジャー移籍。今や日本ハムのイメージも色濃いが、あの移籍がなければ、30本塁打もありえたかもしれない。

■濱中治(在籍1997~2007年)

【通算成績】744試合:打率.268/85本塁打/311打点
【最高】20本塁打(2006年)

 2000年代の大砲候補では濱中治が一番手に挙げられる。2002年には打率.301、18本塁打。2006年には打率.302、20本塁打。「うねり打法」で4番の座をつかんだが、同時に右肩のケガで幾度も離脱し、覚醒の機を逃した。

■今岡誠(在籍1997~2009年)

【通算成績】1309試合:打率.279/122本塁打/594打点
【最高】29本塁打(2005年)

 「変態的」とまで称された悪球打ち、バッティングセンスでファンを魅了した今岡誠も「30本塁打」というラインで語ると壁に阻まれたひとり。2003年に打率.340で首位打者を獲得すると、クリーンアップに座った2004年は28本塁打、リーグ優勝を果たした2005年には29本塁打、147打点という怒涛のクラッチヒッターになった。

 30本塁打も間近と思われていたが、2006年からは持病のバネ指が悪化して2ケタ本塁打はなし。ここにも30本塁打を阻む「甲子園の魔物」が現れた……。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

【関連記事】
「【プロ野球】八木裕、新庄剛志、濱中治……。 惜しかった阪神の“生え抜きスラッガー候補”たち」のページです。デイリーニュースオンラインは、濱中治八木裕新庄剛志野球太郎プロ野球スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧