SMAPはフジで終わる?”中居の号泣”とドラマ再放送ラッシュの真意

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 フジテレビの平日・休日の再放送枠が、SMAPドラマで埋め尽くされているのをご存じだろうか。11月19日から「SMAPグラフィティ」と題し、木村拓哉(44)主演の『HERO』を皮切りに、メンバー主演のドラマが連日放送されている。この怒濤の再放送ラッシュの裏には、フジテレビのあると思惑がテレビ関係者は語る。

「ドラマの再放送には、事務所と編成局がOKを出さないといけません。再放送だけならジャニーズにとっても大きなメリットはないし、フジとしても微々たる視聴率を稼ぐだけ。にもかかわらず、全社的にSMAP再放送で枠を埋め尽くすのは、ジャニーズ事務所と何かしらの密約が交わされている、というサインでしょう」

 通常、再放送枠は、放送中のドラマや映画の宣伝に使うのが定番。今クールドラマが爆死しているフジが、そのセオリーを無視し、年内解散のSMAP再放送をスペシャル番組かのように盛り上げているのも、大きなメリットがあるからと見られているのだ。

■紅白もさんまの特番も放送中止に?

『NHK紅白歌合戦』への出場は絶望的、年末の風物詩だった日本テレビ系『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマススペシャル』も放送中止となり、年内にSMAP5人が揃う番組は完全に『SMAP×SMAP』だけとなった。

 SMAPに関してはフジテレビが“1人勝ち”状態だが、それでは密約とはなんなのか。

「それは、『SMAP解散利権』をフジに渡す、というものではないか。フジとジャニーズ事務所は、月9ドラマや『SMAP×SMAP』で長年かけて蜜月関係を築いてきました。公開謝罪を『SMAP×SMAP』で放送できたのも、そういった関係性があったからこそ。NHK紅白への出場を断っているのは、『最後の出演をフジテレビで』と交渉し、ジャニーズとフジで合意が近いからでしょう。再放送ラッシュでSMAPを盛り上げていく腹づもりでしょう」(前出・テレビ関係者)

 一部報道によると、20年間続いた『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の最終回(12月26日放送予定)は12月1日、都内のスタジオで収録されたようで、ゲストとの歌のコーナー収録後、グループとしてのラスト歌唱として「世界に一つだけの花」を5人だけで歌ったという。

「収録スタジオで200人近いスタッフが見守る中、”ラスト歌唱”として5人は『世界に一つだけの花』を熱唱したようです。歌っているときからメンバーは涙ぐんでおり、とくに中居正広(44)は歌い終わると後ろを向き、肩を震わせながら号泣していたと伝えられています。フジテレビは勝負を掛けてスマスマ最終回には大型の特番枠を取りました。『SMAP×SMAP』最終回は盛大なフィナーレにしたいというのが関係者の一致した考え。中居の号泣姿はその最後に相応しいものと言えるでしょう」(前出・関係者)

 5人がSMAPでいる時間は残りあとわずか。果たしてフジテレビは、SMAP関係ドラマの再放送ラッシュを、『SMAP×SMAP』の”有終の美”につなげることができるのか。期待して見守りたいところだ。

文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する
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