【プロ野球】《阪神・開幕スタメン予想》来季、阪神・金本知憲監督が目指す野球とは? そして、開幕オーダーは? (1/2ページ)
昨年の今頃、阪神・金本知憲監督はこう言っていた。
「鳥谷(敬)、福留(孝介)、ゴメス以外ポジションは空いている。ガツガツ取りにきてください」
そして今、来季についてはこう言っている。
「孝介(福留)と糸井(嘉男)は決まり。それ以外はわからん」
確かに昨年の今頃は、鳥谷、福留、ゴメス以外のポジションはまったく見えない状態だった。“超変革”元年ということで、春季キャンプでは各ポジションをめぐり熾烈な競争が繰り広げられた。
ただ来季に関しては、競争はあるものの、福留、糸井以外でもポジションを埋めるピースは、昨年よりも容易に埋まっていく。
金本監督の目指す野球を念頭に置き、少し気が早いが開幕スタメンを予想してみた。
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■スタメンはほとんど確定している!?
開幕スタメンとしてはまず、金本監督が唯一公言しているライト・福留とセンター・糸井に当確ランプが灯る。
外野の残された一角・レフトは、ルーキーイヤーに期待通りの活躍を見せた高山俊で確定だろう。
来季、競争が激化するだろう内野陣には、新外国人・キャンベルが加わる。
キャンベルとの契約にあたっては、事前に金本監督もメジャーや3A時代の映像を確認したという。外国人にありがちな軸のブレがなく、広角に打ち分けられ、選球眼もいい……近年の外国人選手でたとえるならばマートンのようなタイプの選手というふれこみだ。
入団が決まり開口一番、金本監督に「4番候補」と言わしめただけに期待は持てる。映像を見る限り、守備もフットワークがよく、来季はキャンベルで安定して4番・サードのピースは埋まる。
ショートは、今季ブレイクした北條史也と、簡単に明け渡さない鳥谷敬の一騎打ち。おそらく、競争に敗れた方がセカンドに回り、二遊間は北條と鳥谷で自然に埋まるだろう。