【プロ野球】《裏タイトル・投手編》今年の最多登板、最多投球回数は? 裏タイトル獲得者は誰だ!? (2/2ページ)
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■パ・リーグ:投手の裏タイトル獲得者
【最多登板】
福山博之(楽天):69登板
サファテ(ソフトバンク)/武隈祥太(西武):64登板
「サブちゃん」こと楽天の福山博之が初の戴冠。3年連続で60登板を達成しており、「プロ入りわずか2年で福山を戦力外にしたDeNAは一体……!?」という声が漏れるほどの大活躍だ。2位のサファテ(ソフトバンク)は3年連続、武隈は2年連続で60登板オーバー。壊れないタフネスリリーフが上位陣を固めている。
【最多投球回数】
則本昂大(楽天):投球回195
涌井秀章(ロッテ):投球回188.2
武田翔太(ソフトバンク):投球回183
楽天・則本昂大が3年連続の最多投球回数。先発の鉄腕は則本で決まりだ。涌井秀章(ロッテ)も2年連続で2位をキープ。この2人の投げあいは必見。7月24日の直接対決ではどちらもマウンドを降りず、両者9回完投。3対2の僅差で涌井が勝利を収めた。
【最多完投】
石川歩(ロッテ)/涌井秀章(ロッテ):5完投
大谷翔平(日本ハム):4完投
涌井と並んで、同じくロッテの石川歩が最多の5完投。特に石川はうち3試合で完封勝利。初の最優秀防御率タイトルを獲得し、完封数もトップ。投手陣に不安が残るロッテだが、投げきれるこの2人を中心に来季の構想をしっかり練りたい。
【最多与死球】
小石博孝(西武):与死球13
牧田和久(西武):与四球10
十亀剣(西武):与四球9
最多与四死球部門では、なんと西武の3投手が上位を独占。牧田和久は安定(?)の上位陣入りだ。3投手ともに投球回数は70回台。死球絡みの遺恨試合が多いような気がする西武だが、やっぱり数字の上でも穏やかではなかった!?
【最優秀WHIP】
石川歩(ロッテ):WHIP 1.01
千賀滉大(ソフトバンク):WHIP 1.05
和田毅(ソフトバンク):WHIP 1.08
セ・リーグ、パ・リーグともに最優秀防御率投手がWHIPでも1位の結果に。石川は「粘りの投球」のイメージがあったが、今年は走者すら許さず、リズミカルに試合を作り続けた。
WHIP2位の千賀滉大(ソフトバンク)は被打率トップの.207。12勝3敗の大幅貯金も納得の安定感だった。
文=落合初春(おちあい・もとはる)