【プロ野球】《裏タイトル・投手編》今年の最多登板、最多投球回数は? 裏タイトル獲得者は誰だ!? (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

裏タイトル獲得者は誰だ!?
裏タイトル獲得者は誰だ!?

 今年も盛況のうちに幕を閉じたプロ野球。セ・リーグの野手部門では筒香嘉智(DeNA)が本塁打王と打点王の二冠を獲得。パ・リーグではレアード(日本ハム)が初の本塁打王に輝く活躍を見せた。

 しかし、野球の数字は打率、本塁打、打点、安打数、出塁数、盗塁数といった目立つものだけではない。

 主要タイトル以外のデータでトップに立った選手を紹介する「裏タイトル獲得者は誰だ!?」。前回は野手編をお送りした。今回は投手編!

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■セ・リーグ:投手の裏タイトル獲得者

【最多登板】
秋吉亮(ヤクルト)/マシソン(巨人):70登板
ルーキ(ヤクルト):69登板

 セ・リーグのタフネスキングは秋吉亮(ヤクルト)とマシソン(巨人)が王座を分け合った。秋吉は2年連続の最多登板でデビューから3年連続60登板以上。イニング跨ぎ、連投などものともせず、毎年、防御率2点台前半の安定感を保っている。

 その功績が評価され、12日の契約更改にて4700万円増の1億1000万円(推定)でサイン。都立高校出身選手では初めての1億円プレーヤーとなった。

【最多投球回数】
メッセンジャー(阪神):投球回185.1
菅野智之(巨人):投球回183.1
ジョンソン(広島):投球回180.1

 投手陣のやりくりにおいて、至宝となるイニングイーターのセ界ナンバーワンはメッセンジャー(阪神)。2013年、2014年と合わせて自身3度目のトップ。2010年に阪神に入団した当初はセットアッパーを期待されており、5勝6敗1ホールド、防御率4.93の発進だった。まさかここまで貴重な存在に駆け上がるとは、誰も想像していなかった。

【最多完投】
山口俊(DeNA)/菅野智之(巨人):5完投
小川泰弘(ヤクルト):4完投

 現代野球では珍しくなってきた完投。今季は山口俊(DeNA)と菅野智之(巨人)がWトップに輝いた。山口は3完封も記録しており、菅野の2完封を上回ってリーグトップ。巨人移籍が決まり、巨人には2人の完投キングが在籍することになる。中継ぎ陣の負担が減り、やりくりが楽になる可能性は高い。

【最多与死球】
山中浩史(ヤクルト):与死球9
藤浪晋太郎(阪神)/青柳晃洋(阪神)/バルデス(中日)/ジョーダン(中日):与四球8

 果敢に内角を突く“こわい投手”の勲章。前年までは藤浪晋太郎(阪神)が2年連続でトップだったが、今季急浮上したのは燕のサブマリン・山中浩史(ヤクルト)。独特のインステップアンダースローで内角を厳しく突いた。阪神のルーキー・青柳晃洋も低めの横手から内外角に散らすタイプでいきなり2位に登場。打者にとっては恐ろしい変則派の2枚だ。

【最優秀WHIP】
菅野智之(巨人):WHIP 0.99
石田健大(DeNA):WHIP 1.07
岩貞祐太(阪神):WHIP 1.10

 1イニングあたり平均で何人の走者を許したかを示す指数がWHIP。規定投球回数以上の投手では菅野が貫禄の1点以下でWHIPキングに輝いた。

 2位、3位には意外にも若きホープの石田健大(DeNA)、岩貞祐太(阪神)が名を連ねた。沢村賞のジョンソン(広島)を超える数値だが、石田は21被本塁打を喫し、ここぞの場面で手痛い一発を浴びた。岩貞は規定投球回数到達者ではトップの被打率.208。セ・リーグの先発陣では最もヒットを打たれない投手だ。

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