北野武が『アウトレイジ』完結編を撮る理由

日刊大衆

北野武が『アウトレイジ』完結編を撮る理由

 北野武監督の人気映画『アウトレイジ』シリーズの完結編が、2017年に公開されることが分かった。

「裏社会の男たちの抗争を描いた同作品は、第1弾が10年に、続編『アウトレイジ ビヨンド』が12年に公開。完結編となる『アウトレイジ最終章』では、前作『ビヨンド』のその後が描かれるそうで、反社会的組織の幹部を演じた西田敏行や、刑事役の松重豊など前作に登場したメンバーに加え、シリーズ初参加キャストの出演も決定しています」(映画ライター)

 北野監督は「シリーズ3作目でいろんなことを盛りだくさんにやっているけど、やっぱり俺の映画になっちゃうよな」と語り、第3弾も『アウトレイジ』らしいバイオレンスに溢れた作品になると予告。だが実は、たけし自身は当初、シリーズ化するつもりはなかったという。

「『アウトレイジ』を製作した時点で満足していたんですが、周囲から“賞を獲りたいなら続編を作ったほうがよい”と説得され、第2弾も作ることになったといいます。すると、第1弾では約7.5億円だった興行収入が、第2弾ではその倍に迫る約14.5億円の大ヒットに。第3弾も、たけしとしては製作にそれほど乗り気ではなかったようですが、“新しい映画を作るためのタネ銭に”という説得に応じ、製作に乗り出したそうです」(映画関係者)

 気になるのは、『最終章』のストーリー。「実在する反社会的組織の動向からも材を得ているとされるこのシリーズだけに、第3弾では組織分裂の動きなども参考にしている可能性があります」(前出の映画ライター)

 また、完結編らしい衝撃のラストが用意されているという話もある。「“最後は散る”のが北野映画の美学。『その男、凶暴につき』『BROTHER』『ソナチネ』など、北野作品は“死んで終わる”のが流儀です。『最終章』でも、たけしが演じる主役の大友を含め、主要メンバーが壮絶な死に様を見せるのではないでしょうか」(前出の映画関係者)

 さらに、サプライズが準備されているという情報も。

「小日向文世演じる悪徳刑事の片岡です。反社会的組織の動きを裏で操るキーマンとして存在感を放っていましたが、『ビヨンド』で、大友に銃で撃たれるという結末を迎えました。それだけに、『最終章』には登場しないと思われていますが、実は片岡は死んでいないとか」(前同)

 というのも、「『ビヨンド』の台本では、死んだ人は赤字で記されていたんですが、片岡は赤字じゃなかったんです。ということは……」(前同)

 早くもさまざまな憶測が飛び交う『アウトレイジ最終章』。公開が待ち遠しい!

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