視聴者は複雑?SMAP最後の晴れ舞台が「嵐との世代交代」の場に (1/2ページ)

デイリーニュースオンライン

Photo by I Love Trees
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 嵐が大みそかのNHK『紅白歌合戦』の大トリ最有力として各メディアで取りざたされている。今年はメンバーの相葉雅紀(33)が単独で白組司会を務めることが決定しており、番組のフィナーレを5人で締めくくることで新たな「紅白の顔」となるようだ。

 同番組で5度の大トリを務めた先輩グループ・SMAPの「後継者」とも報じられているが、その一方で絶望的と思われていたSMAPの「ラスト生出演」が実現する可能性が急浮上。SMAPとしてはジャニーズ事務所の「世代交代」アピールに利用される感があり、さらに屈辱の生謝罪を超える「晒し者」になる危険性もあるだけに複雑な思いを抱くファンが続出している。

■SMAP最後のステージが「世代交代アピール」の場に?

 嵐は過去は5人全員で5年連続の白組司会を担当。5度目の白組司会となった2014年に白組のトリを飾っているが、大トリ起用が実現すれば初めてとなる。ジャニーズ事務所の大黒柱として大車輪の活躍を見せている嵐は人気・実力ともに十分であり、相葉の単独司会ということで局への貢献度も申し分ない。

 だが、一方で今年いっぱいで解散するSMAPとの兼ね合いが微妙な状況になっている。NHKは局をあげてSMAP出場を目指し、一度は「メンバー間の意思疎通がとれない」という理由で頓挫した。しかし、発売中の『週刊女性』(主婦と生活社)が「SMAP『100%ない』と言われてきたNHK紅白に一転、出場へ」と報道。同誌によると、解散撤回を願うファンの37万人分の署名が集まったことなどで「SMAPはファンがあってのSMAP。最後はファンに向けて、ちゃんとお別れを言おう」とメンバーの意見が一致し、急転直下の出演決定となりそうだという。

 さらに12月19日に放送された『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)の「ビストロスマップ」に最後の客として出演したタモリ(71)が、頑なにオファーを断っていた『紅白』に特別ゲストとして出演することが決定。SMAPの5人と親交の深いタモリの出演が「奇跡の生出演」の実現に大きく影響するようだ。

 だが、今年の『紅白』の主役は明らかに嵐。華々しい「紅白の顔」になった嵐の脇で、SMAPが生出演を最後に解散していく様子は「世代交代」を象徴するシーンになりそうだ。だが、それは事務所サイドとNHKの思惑が重なった結果だという。

「嵐はジャニーズ事務所の次期社長と目される藤島ジュリー景子副社長(50)の超お気に入り。事務所の大黒柱にとどまらず、SMAPに代わる『紅白の顔』、さらに2020年の東京オリンピック・パラリンピック開会式への出演で『日本の顔』となることも視野に入れている。その大きな一歩としてSMAPとの世代交代を大々的にアピールしたがっていた。また、NHK上層部は安定した視聴率を稼ぐためにジャニーズ事務所の力が不可欠と考えており、事務所の意向に従って嵐を猛プッシュ。一方で『解散するSMAPのラストステージ』の放送も局として非常においしく、それを両立させるプランは渡りに船といわけです。結果、もしSMAP出演が実現しても世代交代アピールを後押しするような演出になってしまいそうな気配です」(芸能関係者)

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