オーディオ専門店のスタッフが解説! スピーカーを最大限楽しむ方法 (3/13ページ)
── スピーカーにはどんな種類のものがありますか?
原さん:スピーカー自体は、アンプから来た信号を振動させて音を出すという仕組みそのものに違いはないですが、スピーカーから出る音の出方は色々考慮されていてます。
たとえば聞いてる人に向けて前からまっすぐに音がでるようになっていたり、「pavé」のように左右から出て音の空間を作る感じで波を調整するものであったり、コンパクトなサイズで高域・中域から低域を全部1つのまとまった形でおさめて音を出すタイプや、大型のものになると高域・中域・低域それぞれに分けて音を出したりとか。
例えば大型のスピーカーだと、たくさんユニットが付いているものとかで、低域が2つ付いているものとかもあって。低域としてのエネルギー感を強く出したい方にオススメのものですよね。
また、高域から低域までをわけることによって、その分、音はわかれてスピーカーから出力されてしまうので(本来であればそんな風に音はわかれてないので)、それをバランスよくまとめるという仕組みになっています。
その中でも、低音とか聞こえづらい音の力を出したい時とかは、あえてわけたりとかもしているのです。
コンパクトなものだと、低域から高域がひとつやふたつのユニットになっているものもあって、ユニットが別れていない分、 音のまとまりを感じられます。その分、例えば、低域に物足りなさを感じる方もいらっしゃったりはしますね。