オーディオ専門店のスタッフが解説! スピーカーを最大限楽しむ方法 (9/13ページ)
「pavé」にはそこまでの配慮は必要ないですが、位置によって音がこもる感じがするので、耳の高さに合わせて設置することが、一番立体音響を体感できる状態と感じました。
まだ、「pavé」本体正面から聴く位置がずれてしまうとキレイなステレオの感じが十分に出ないので、「pavé」を真正面に置き1人で楽しむスピーカーなのかなという印象です。
そのため、 置く場所は意識したほうがいいと思います。「pavé」のサイドにものなどがあったりすると、音が反射してまうとせっかくの空間再現がもったいないので、 最低限左右は開けたほうがいいですね。できれば全方位ある程度空間があるほうがメーカーさんの聞かせたい音にいちばん近づくのではないかと感じます。
── 音楽を聴くということに限らない「pavé」のオススメの使用シーンを教えてください。また、どんな方にオススメできますか?
原さん:「pavé」自体が「立体音響」という部分抜きに、純粋に音楽を聴くという意味でのスピーカーとしても、この価格帯のものでもよく音が出ているな思いました。そのため、空間再現にこだわることなく、例えば普段見ているテレビのスピーカーが物足りなければその代わりにもいいのではないかと感じますね。
それこそテレビでは、映画とかコンサートとかも放送していたりするので、そういう日常の場面で使ってみてもおもしろいのではないでしょうか。
またオーディオこだわりのある方で、真剣に音楽を聴くメインのシステムとは別に、BGM的に気軽に音楽を楽しむサブシステムをそろえている方もいらっしゃいます。
「pavé」はそのようなオーディオが好きな方が気軽に使用するスピーカーとしても使えるのではないでしょうか。