【プロ野球】ようこそ日本へ! 2017年・新外国人選手たちの2016年の成績をチェック!!(セ・リーグ編) (3/3ページ)

デイリーニュースオンライン

■阪神タイガース

ロマン・メンデス(投手・26歳・右投右打)
【3A】32試合:4勝2敗/2セーブ/投球回64/防御率3.38/59奪三振/WHIP1.18

エリック・キャンベル(内野手・29歳・右投右打)
【MLB】40試合:打率.284(75打数13安打)/1本塁打/9打点/1盗塁/OPS.511
【3A】 83試合:打率.301(302打数91安打)/7本塁打/47打点/7盗塁/OPS.837

 阪神はセットアッパー候補に最速159キロ右腕のメンデス、ゴメスの後釜にキャンベルを獲得。キャンベルは「率の残せる中距離砲」という触れ込みだが、ヘイグもそんな前評判だったので油断は禁物。第二のマートンを狙っているのだろうが、「マートンロス」の気も……。果たしてキャンベルの実力は?

■東京ヤクルトスワローズ

デビッド・ブキャナン(投手・27歳・右投右打)
【3A】27試合:10勝9敗/投球回167.1/防御率3.98/95奪三振/WHIP1.21

プレストン・ギルメット(投手・29歳・右投右打)
【3A】65試合:3勝3敗/投球回68.1/防御率2.77/82奪三振/WHIP1.22

ディーン・グリーン(内野手・27歳・右投左打)
【3A】61試合:打率.309(217打数67安打)/7本塁打/36打点/0盗塁/OPS.849
【2A】69試合:打率.286(259打数74安打)/16本塁打/72打点/2盗塁/OPS.862

 オンドルセクの大暴れなどもあり、助っ人の再編が急がれるヤクルトは3選手の獲得が決定。

 ブキャナンはノドから手が出るほどほしい先発候補。167.1回で与四死球42とコントロールに優れる軟投派だ。昨オフは同タイプのデイビーズを獲得したが、イマイチ冴えない結果だった。しかし、ブキャナンは低めへのコントロールならデイビーズに勝りそうだ。狭い神宮球場でゴロピッチャーになれるか。

 ギルメットは守護神候補。切れ味鋭いスプリットが武器の連投できるタイプ。グリーンはマイナー成績上は中距離砲だが、体格は巨漢といってもいいほど立派。日本、ことさら神宮球場であれば、長距離砲に変身できる可能性を秘めた逸材だ。

■中日ドラゴンズ

エルビス・アラウホ(投手・25歳・左投左打)※獲得濃厚
【MLB】32試合:2勝1敗/防御率5.60/投球回27.1/29奪三振/WHIP1.90
【3A】18試合:1勝0敗/1セーブ/防御率2.18/投球回20.2/19奪三振/WHIP1.02

アレックス・ゲレーロ(外野手・30歳・右投右打)
【3Aほか】16試合:打率.136(66打数9安打)/1本塁打/4打点/1盗塁/OPS.359

 再起を期したい中日はまずは2選手を獲得予定。現在獲得濃厚といわれるアラウホは2メートルの長身から150キロ超のストレートを投げる左腕。25歳という若さも魅力だ。

 ゲレーロは、2016年はヒザを負傷した影響で試合出場が少なかったが、2015年にはドジャースで11本塁打。3Aでは打率3割台は固い選手。本調子であれば、かなり期待できそうだ。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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