SMAP不在でシラケムード?NHK紅白のリハ現場に吹く”すきま風”

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Photo by Pixabay
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 大晦日の放送に向けて、12月28日から東京・渋谷のNHKでは、連日『NHK紅白歌合戦』のリハーサルが行われている。ジャニーズ事務所所属のアイドルも、この時ばかりは普段取材を受けていないメディアに対しても撮影やインタビューに応じることから、大勢の取材陣が詰めかけている。しかし、今年に関しては、現場の空気が完全に“主役不在”感に包まれている。

 それもそのはずだ。今年の主役──言うまでもなく12月31日をもって解散が決定しているSMAP。1月に勃発した分裂報道を機に、メンバー同士の確執やジャニーズ事務所の暗部までが報じられ、ついに8月、年内の解散を正式に発表したのだった。当初から出場可否が注目されていた『紅白』についても、メンバー連名の書面で辞退したことが発表された。

「やはりSMAPが出場しないということで、今年のリハはまったく盛り上がりのない現場となってしまっています。特に初日の28日は、司会を務める相葉雅紀(34)をはじめ嵐のメンバーが東京ドーム公演を行っていたことで、ジャニーズお抱えの記者たちもそちらへ行ってしまっていた。リハを行った関ジャニ∞、V6は、インタビューの機会さえ設けられませんでした」(スポーツ紙記者)

 結局ジャニーズタレントらは、29日には各メディアのインタビューに応じることになった。その内容は、ほぼSMAPに関連するものとなってしまったという。

■NHKが発するピリピリムード

 前出の記者が語る。

「大トリを務める嵐を始め、今回初登場のKinKi Kids、TOKIO、V6、関ジャニ∞にSexy Zoneと、みな一様に『残念です』と神妙な面持ちで答えていました。そして、途中でNHK関係者やジャニーズ関係者が、関係のない質問はNGと、途中で横槍を入れてくるという展開に。しかし、中には質問を遮ったNHK関係者を制して、SMAPについて話し出す者もおり、そのシーンを『ピリピリムード』として報じた社もありました」

 各出場者たちからしても、NHKやジャニーズサイドが発するピリピリムードには、嫌気がさしてしまっているのだろうか。

「ジャニーズとしては、すでにSMAPは過去のものという扱いになっているだけに、当然今回の出場者たちに話題を向けてほしい。また、NHKにしても籾井勝人会長(73)が出場をオファーすると大見得を切ったものの、あっさり反故にされたという経緯から、SMAPに関してはあまり触れてほしくないというのが本心でしょう。メディアと出場者、NHKとジャニーズ、まったく思惑が合致していないことが、今回のリハが盛り上がらない原因ですね」(週刊誌記者)

 例年“目玉なし”と叫ばれる『紅白』だが、今年はその最たるものとなってしまいそうだ。SMAP不在は、改めて重い。

文・橘カイト(たちばな・かいと)
※1979年島根県生まれ。編集プロダクションを経て、フリーに。週刊誌などで芸能関係の記事を執筆。また、民俗学などにも精通し、日本のタブーにも数多く取材。主な著書に『真相!禁忌都市伝説』(ミリオン出版)ほか多数。
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