経済崩壊で習近平の任期延長も?2017年の揺れる中国を大予測 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 政治面に目を向けると、中国の憲法では国家主席の任期は5年と定められており、二期までが許可されています。つまり国家主席の就任期間は最長10年ということですが、現職の習近平主席(63)は非常に独裁的な人物です。

 ここ数年、中国共産党内で習主席の派閥争いのライバルと言われる人物たちが相次いで不審死を迎えており、これらはいずれも「自殺」と報道されています。そのため党内でも習主席を批判する声が多く挙がっており、主席退役後は習主席に対する制裁が実行される可能性があります。そのため習主席は憲法を改ざんして主席の任期を終身化し自らの保身を図るとともに、自らの独裁制をますます強めるおそれがあります。

 実際、中国の街宣やネット上には習主席の任期を終身化させようという意見が頻発しています。しかし、これらは五毛党(報酬と引き換えに中共政府を肯定するネットユーザー)らが捏造したプロパガンダに過ぎません。2017年、習主席は名実ともに独裁者となるかもしれません。

 中国の歴史では、王朝が滅亡する直前に必ず予兆のような異常事態が発生します。大気汚染はその予兆ではないでしょうか。もし僕の予測が的中した場合、2017年は中国に新時代が到来する可能性があります。

著者プロフィール

漫画家

孫向文

中華人民共和国浙江省杭州出身、漢族の33歳。20代半ばで中国の漫画賞を受賞し、プロ漫画家に。その傍ら、独学で日本語を学び、日本の某漫画誌の新人賞も受賞する。新刊書籍『中国が絶対に日本に勝てない理由』(扶桑社)が発売中。

「経済崩壊で習近平の任期延長も?2017年の揺れる中国を大予測」のページです。デイリーニュースオンラインは、アメリカ大統領選挙習近平政治経済中国連載などの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧