天才テリー伊藤対談「桜雪(仮面女子)」(2)東大受験しながらアイドルは大変だ (1/2ページ)
テリー しかし、おもしろいね。どうして、あなたみたいな子が、今、アイドルをやっているの?
桜 私、小学生から合唱をやっていたんです。でも、高3の時に合唱団を卒団したら「燃え尽き症候群」みたいになってしまって、大学受験なのに勉強も手につかなかったんですよ。
テリー それほど熱中してたんだね。
桜 そんな時に、今、所属している事務所でアイドル募集をしていることを知って、そこに入れば何かしら音楽に関われる仕事ができると思って、オーディションを受けました。で、面接の際に「今、受験生で東大を受けようと思っています」と話したら、「じゃあ“東大受験生アイドル”としてデビューしたら?」ということになりまして(笑)。
テリー すごいキャッチフレーズだ(笑)。AKB48みたいな、大きいところに入ろうとは思わなかった?
桜 私、アイドルになりたかったわけじゃないんですよ。音楽の仕事がしたかっただけで、最初は「私になんか絶対無理!」と思っていました。でも、事務所の方に強く勧められて‥‥もちろん、今はこのお仕事が大好きです。
テリー でも、それが高3の時なんでしょう? 受験生にとっては、いちばん大事な時期じゃない。そんな時にアイドルをしながら、東大を狙うなんて、ちょっとやそっとの話じゃないよ?
桜 ですから、1回落ちました(笑)。
テリー ねえ。やってる人は1日10時間、ヘタしたら20時間ぐらい勉強するわけだから。
桜 そうですね。そこは事務所にすごく配慮していただいて、ちゃんと勉強時間は確保してもらっていました。アイドルとしての活動も「週末のイベントに、握手会とかだけ参加すればいい」みたいな感じです。