20代と同じ目標でいいの?人生を充実させる「理想の自分」の探し方
2017年が始まりました。新年の目標を新たに誓った方もいるでしょう。
でも、ちょっと待って! その目標を達成した先にいるあなたは、本当に理想とする自分ですか?
目標を立てるよりも先にすべきは、理想像を今の自分にチューニングすることかもしれません。
30歳を過ぎたら理想の棚卸を
社会人になりたての20代前半、周りの大人の女性たちがかっこよく見えたことはありませんか。洗練された容姿や仕草、仕事をソツなくこなす先輩たちの姿に、あんな女性になりたいと憧れを抱いたことがあるかもしれませんね。
初めて社会に出て、環境が劇的に変わったあの頃。思考や価値観が大きく変化した人は少なくないのでは? そんな時に描いた理想はとても輝いていて、目指すべき指標となってきたことでしょう。
でも、30代になった今、あの頃の理想像を追い求めたままで良いのでしょうか? もしかしたら、その理想像をとっくに追い越しているかもしれないし、違う価値観に触れて理想は変化しているかもしれないのに。
年齢を重ねて好みの男性が変わるように、理想だって変化することだってあるはず。そろそろ、理想の棚卸をしてみませんか。
理想の棚卸をすための3つの質問
とりあえず、次の質問に答えてみてください。20代の頃の自分との違いに、きっと気づくはず。
「今、一番好きな女性有名人は誰ですか?」
きっと、20代の頃とは違う有名人を選んだのでは?
同性の有名人には、生き方を投影しやすいので、その時々で好みが変わります。例えば、以前はスレンダーなボディに憧れた人も、今はふっくらした女性を魅力的に感じるようになっているかもしれません。
もちろん見た目だけでなくて、人間性にも言えること。なぜ彼女が好きなのか、その理由を考えてみると、潜在的な自分の理想に気づけるかもしれません。
「1か月に必要な金額は?」
華やかな生活への憧れから、つい贅沢をする癖がついていたり、逆に低給料時代のトラウマから、必要以上に節約していたりはしませんか? 何にお金を費やしているのかは、自分の価値観を図る上で、わかりやすい指標になります。
その価値観が今の自分にフィットしていれば、きっと居心地は良いはず。逆にちょっと違和感を感じるなら、そのお金の使い方では今のあなたは幸せにはなれないかもしれません。
「人脈の優先度をアップデートしていますか?」
寝る暇も惜しんで集めた人脈。でも、集めるだけでは人脈を生かしているとは言えません。重要なのは、その時々の優先度で整理整頓しておくこと。自分を高みに導いてくれる人脈と同じくらい、リラックスできる人たちとのつながりも大切ですよね。
今の自分には、どちらがプライオリティが高い存在なのかわかるだけで、人間関係はもっとスムーズになるはずです。
究極の理想の探し方
これから紹介するのは、ちょっと荒療治。それは、生活の場と仕事を見直すこと。2つとも変えるとなると、とても勇気がいることです。
あの頃の憧れの地や憧れの仕事が、今のあなたを幸せにするのか、フラットな気持ちで考えてみませんか。
土地には、”土地柄”と呼ばれる、その場所なりの価値観があります。東京に住む人と、地方に住む人とでは、多少なりとも価値観に違いが出るのは、この土地柄も影響しているからでしょう。
今住んでいる地域の土地柄を、居心地よく感じているでしょうか? 多少の違和感はスルーして正解だと思いますが、もし大きな違和感を感じているなら、移動することも視野に入れて良いのかもしれません。
それは、仕事についても言えることです。30代はワークライフバランスを考え始める年代です。人生の中で仕事が持つ価値や重さを、俯瞰して見てみましょう。好きな仕事かどうかよりも、自分の生活が満ち足りているかどうかをポイントに考えることが大切です。
”好き”の力は絶大なので、好きなんだから仕方ないと、自分をごまかしてしまいがちですが、仕事も恋人も好きだからって全てを受け入れる必要はないんです。もし、苦しいと感じているなら、違う道を探してみては?
理想像に縛られないために
大切なのは、いつまでも過去の理想像にしがみついて、自分を不自由にしないことです。何年か経って、また違う理想像を見つけたら、その時はまたそこに向かえば良いだけ。焦らず、時間をかけて30代の理想を模索しましょう。
時には、理想を手放してみるのも良いものですよ。