【プロ野球】青木宣親と山田哲人の共演、早仕上げのバレンティンetc…。ヤクルトファン的WBCの楽しみ方! (1/2ページ)
今オフ、優勝奪還を期す巨人は大型補強を敢行。日本ハムから陽岱鋼、ソフトバンクから森福允彦、DeNAから山口俊をFAで迎え、トレードで日本ハムの吉川光夫らを獲得した。
その補強姿勢には賛否両論の声が挙がっている。「しっかりと弱点を補った」という意見もあれば、「“欲しい欲しい病”の復活」と冷めた声もある。
OBや解説者からは「4番をかき集めて勝てなかった時代を忘れたのか」との厳しい声が挙がっているのも事実だ。
賛否どちらの声も「巨人の大型補強=悪しき伝統」の図式が前提となっているが、実は振り返って見れば、大型補強が面白い結果につながった年もあった。
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■2004年の大型補強は今回と重なる?
セ・リーグの盟主として出る杭はしっかり叩いておきたいとばかりに「打倒・広島」に執念を燃やす巨人。
思い返せば、2004年もこんな展開だった。2003年にライバルの阪神に優勝をかっさらわれた巨人はなりふり構わぬ補強を敢行。
2003年にもペタジーニをヤクルトから引っこ抜いていたが、2004年はさらに近鉄からローズを迎え、とどめに無償トレードでダイエーから小久保裕紀を獲得し、万全の打線を構築した。
2004年の打線の主な布陣は以下の通りだ。
1(二)仁志敏久
打率.289/28本塁打/60打点
2(左)清水隆行
打率.308/16本塁打/60打点
3(中)ローズ
打率.287/45本塁打/99打点
4(右)高橋由伸
打率.317/30本塁打/79打点
5(三)小久保裕紀
打率.314/41本塁打/96打点
6(一)ペタジーニ
打率.290/29本塁打/84打点
7(捕)阿部慎之助
打率.301/33本塁打/78打点
8(遊)二岡智宏
打率.269/9本塁打/49打点