【東大生の頭脳に挑戦!】連想ゲームと同じ? 「多義語」な英語の語源クイズ【学生記者】 (3/3ページ)

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「hand」の基本的な意味はもちろん「手」ですが、この例ではいろいろな着眼点から「手」に関する連想が行われることで、さまざまな意味が派生しています。たとえば手はものを指し示すのに使います。そこから役割が似ている「(時計の)針」という意味が生まれました。また、文字を書く時は普通手を使うので、書かれた文字と手は非常に近い関係にあることになります。そこから「文字、筆跡」という意味が生まれました。では、「(バナナの)房」はどうでしょう? 2つを思い浮かべてみると、細長いものがいくつか根元でつながっている形がそっくりなことに気づけると思います。

A4.全て正解

これもすべて正解なのですが、他の問題とは少し毛色が違います。実は「音、音を鳴らす」という意味の「sound」、「しっかりした」という意味の「sound」、「海峡」という意味の「sound」は、すべて語源が異なっているのです。「音、音を鳴らす」はラテン語、「しっかりした」と「海峡」はともに古英語にさかのぼることができます。記事の前半で、「語源に関連がないにもかかわらず、単語の形だけ偶然一致してしまうこともある」と言いましたが、これはその実例ですね。

いかがだったでしょうか。正直「これはクイズじゃないだろ!」という声が聞こえてきそうではありますが、英語の多義語がもつおもしろさが少しでも伝わったのであれば幸いです。

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