【プロ野球】キャンプで見えたドラ1たちの現在地。一足早く“開幕1軍”の可能性をズバッと診断 (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

■DeNA:濱口遥大

開幕1軍可能性:60%

 持ち前の饒舌な語りがキャンプでも健在の濱口遥大(DeNA)。実戦形式の練習でも主力を相手に生きのいいボールを投げ込んでおり、溌剌さは12球団の新人でもトップクラス。粗さは残っているが、ラミレス監督の“新人愛”もあり、開幕1軍も夢ではない。

■阪神:大山悠輔

開幕1軍可能性:50%

 在阪メディアを中心に連日追っかけ報道が繰り広げられている大山悠輔(阪神)だが、未だに阪神特有の「超ポジティブ報道」が飛び出す要素が見えず……。金本知憲監督の期待とは裏腹に現在は打撃が空回り。オープン戦での大化けがあるか。

■中日:柳裕也

開幕1軍可能性:45%

 2球団競合の逸材・柳裕也(中日)もまだ調子が上向かず。球が高めに浮くシーンが目立ち、初のシート打撃登板では大炎上で森繁和監督から説教を食らった。大学時代は完成度の高さが売りだったが、実戦までに持ち直せるか。

■日本ハム:堀瑞輝

開幕1軍可能性:35%

 田口麗斗(巨人)2世の呼び声高いサウスポー・堀瑞輝(広島)。キャンプは2軍沖縄スタートだったが、1月中の発熱を除けば、順調に発進している。「フォームが安定していない」「制球が定まらなかった」と少し不安そうなコメントも目立つが、これは謙虚で探究心の強い性格から。持ち前の修正力で1軍首脳陣がアリゾナから帰還する頃には万全の状態に仕上げてくるだろう。

■楽天:藤平尚真

開幕1軍可能性:5%

 1軍キャンプスタートを手中に収め、ブルペンでの投球も首脳陣から高い評価を得ていた藤平尚真(楽天)だったが、後半も久米島残留で2軍での調整が決まった。まずは体作りから。梨田監督も「夏以降の即戦力になれば」と期待。

■西武:今井達也

開幕1軍可能性:5%

 高卒ルーキーながら1軍キャンプに選ばれた今井達也(西武)。しかし、キャンプ初日に右肩を痛めて「最速離脱ドラ1」となってしまった。現在は2軍でネットスローなどを再開。順調にいっても夏頃に1軍デビューか。

■巨人:吉川尚輝

開幕1軍可能性:0%

 吉川尚輝(巨人)は上半身のコンディション不良で3軍からのスタート。第2クールで全体練習に合流したものの、スローイングに不安があり、復調はまだ先のようだ。

■ヤクルト:寺島成輝

開幕1軍可能性:0%

 1軍スタートで評価が高騰していた寺島成輝(ヤクルト)だったが、左内転筋筋膜炎で離脱。開幕1軍は絶望的と見られている。

文=落合初春(おちあい・もとはる)

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