日テレ”水10枠”の好調は続くか?沢尻エリカの新主演ドラマに賛否

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Photo by maximilianmair
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 女優の沢尻エリカ(30)が、4月からスタートするドラマ『母になる』(日本テレビ系)で主演をつとめることが決定した。2月21日に追加キャストが発表され、沢尻の元夫役の藤木直人(44)をはじめ、小池栄子(36)・板谷由夏(41)・高橋メアリージュン(29)・風吹ジュン(64)といった出演者らの名前が並んだ。本作は、息子を誘拐されて以来、夫と別れ一人で暮らしてきた主人公と、その周囲の女性たちが織りなす物語。撮影は先日からクラインクインを迎えているという。

 沢尻といえば、未だに2007年に出演の映画『クローズド・ノート』の会見の場で、質問に対し「別に」と答え不機嫌な態度をとった姿が印象に残る人も多いだろう。あれから10年経とうとする中、現在ではコンスタントにドラマに出演している。

 2012年出演の映画『ヘルタースケルター』では主演を演じ、日本アカデミー賞の優秀主演女優賞を獲得。2013年以降『時計やの娘』(TBS系)、『ファーストクラス』(フジテレビ系)、『ようこそ、わが家へ』(フジテレビ系)などに出演。幅広い役どころをこなし、同時にナチュラルなビジュアルイメージが注目を集めている。

「今回のドラマは水曜10時枠ということで、吉高由里子(28)主演ドラマ『東京タラレバ娘』(日本テレビ系)の後番組になります。前クールに放送された石原さとみ(30)主演『地味にスゴイ!校閲ガール・河野悦子』(同)から、視聴率も良い作品が続いているので、沢尻ものこの流れに乗れるかが注目されています」(芸能関係者)

 あの騒動からは着実にイメージ回復を見せている沢尻だが、実は、“共演者NG”の多い女優としても知られている。

■堂々とした”態度”は健在?

「かつては同じ事務所だった竹内結子(36)との共演がNGだと言われていました。当初は姉妹のような関係だった竹内と沢尻でしたが、沢尻の例の「別に……」の騒動で竹内が激怒。これがきっかけで、共演を避けるようになったと言われています。また同時に、常盤貴子(44)や北川景子(30)も、竹内と事務所が同じということで避けられているようです」(前出・芸能関係者)

 また一部では、沢尻のかつての“大物ぶり”な態度について、いまだに不満を漏らす関係者も多いようだ。しかしその反面、近年見られる落ち着きぶりもあり、かつての尖った部分を評価している業界関係者も多いという。

「若手らしからぬ堂々としている佇まいが、意外にも評価されるようです。最近では周囲の顔色を伺う若手女優が多くなってきただけに、自分のキャラクターを押し通せる強みが沢尻にはあるのではないかと思います。今回のドラマ主演も賛否あるが、それも話題性がある女優の証明です」(前同)

 沢尻は過去に、結婚や離婚報道が報じられて芸能ニュースを賑わせた時期もあった。しかし、そんな荒波を乗り越えた存在として異彩を放っている。もしかしたら今後も、したたかに芸能界で生き残っていく女優の一人となるのかもしれない。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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