もしも明日死ぬとしたら最後に何を伝えたいか。もしも伝えられなかったら… (2/2ページ)

心に残る家族葬

例えば、自身の葬儀をどのように行うかというような希望や、自身の家族、友人に対して伝えたいことがあるといったことを記す役割を持っている。

このノートによって、自分の想いを余さず伝えることができる。このノートを書くにあたって自分の生い立ちを考えたり、それを家族で共有することもできる。案外、家族の人生は知らないものである。先日も、祖父の遺品整理をしていると古ぼけた一冊のノートが出てきた。祖父の人生を一冊にまとめたものでそこにはどこの生まれでどこの学校で、どこの職場でということが細やかに描いてあった。祖父は寡黙な人間で息子である私の父でさえも、知らなかったという。

■伝えたくないことは伝えなくて良い

もちろん、言いたくない過去もあるだろう。人間生きていればそのような過去、経験もたくさんあると私は思う。しかし、言わなくては伝わらない想いや考えもあるのではないだろうか。人は他人に対していろいろな方法で想いを伝える。その手段の一つにエンディングノートを追加してはいかがだろう。

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