誰もが憧れる生き方…ムッシュかまやつが語った「音楽以上に大切なもの」

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誰もが憧れる生き方…ムッシュかまやつが語った「音楽以上に大切なもの」

 3月1日、ミュージシャンのムッシュかまやつことかまやつひろしが78歳で亡くなった。晩年こそがんにむしばまれての療養生活だったが、常に気張ることがなく好きなことを続けていくという、誰もが憧れるような生き方だったという。

 ムッシュは「週刊アサヒ芸能」(09年3月12日号)でテリー伊藤との対談に出演した際、50年以上という芸能活動の思い出を語っている。

「カントリー&ウエスタンからロカビリーと、当時最先端の音楽を追いかけていたムッシュは役者としても活動。石原裕次郎や小林旭、赤木圭一郎などとも昵懇だったそうです。赤木がゴーカートの事故で亡くなった際には、『カーブの先だからぶつかったところは見てないですけどね』と語っていましたが、ムッシュはその場にいたのだそうです」(週刊誌記者)

 当時のミュージシャンとしてのつながりには、今なお芸能界に多大な影響力を持つそうそうたる名前が並ぶ。

「『(スパイダースの前は)僕はワゴン・マスターズにいて、田辺さん(田辺昭知氏。現・田辺エージェンシー社長)が堀威夫(ホリプロ創始者)とスウィング・ウエストにいて、いつか一緒にバンドやろうよと言っていたんです』と語っています。その後、田辺氏をリーダーにスパイダースが結成されるのです。対談中、ムッシュは『周りがいいから僕も助けられた』『人とのつながりがあって生かされてきた。それが音楽以上に自分にとって大切だったなと感じますね』と、周囲の人への感謝を何度も口にしていました。それだけ、ムッシュも愛される人柄だったということでしょう」(前出・週刊誌記者)

 対談当時、ムッシュは湘南へ行ってライブをすることがお気に入りだったそうで、そこでも「ステキな人たちと出会えるしね」と、やはり人とのつながりについて語っている。

 今も天国で、先人たちと酒を酌み交わしながら旧交を温めているのかもしれない。

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