ファンの購買運動に疑問あり?嵐・二宮和也が”SMAP解散”に言及

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ファンの購買運動に疑問が?嵐・二宮和也が”SMAP解散”に言及
ファンの購買運動に疑問が?嵐・二宮和也が”SMAP解散”に言及

 嵐・二宮和也(33)が、女性誌「MORE」(集英社)の連載で昨年末に解散したSMAPに対する思いや、グループの今後について言及している。SMAPの解散発表をめぐり、ショックを受けたファンが存続をかけて37万筆を超える直筆署名を行い、シングル「世界に一つだけの花」の購買運動なども盛り上がっていたが、二宮はこうした世間の反応に疑問を抱いていたようだ。

 二宮の連載「it(一途)」は2017年4月号で100回という区切りを迎え、今回は「第100回記念Special」と題し、これまでの出来事に思いを馳せている。同連載では、過去にも恋愛・結婚観といったプライベートな一面から、グループの活動に関して踏み込んだ話を展開してきた二宮だが、「この8年間で、想像以上に嵐は多くの人に認知されて、影響力も大きくなった。本当にありがたいことだよ」と、現状を客観視。「でも、それに比例して、何気なく発した言葉でも誤解を生んだり、重く受け止められたりする可能性が高くなった。時代の変化もあるよね」などと、自身も発言に用心していることを示唆した。

 そんな二宮は連載の中で、「自分の未来について、ますます考えなくなったのは、これが正解だったっていう道は、もうないからだと思う。どの道に進んだとしても、正解とも幸せとも限らない……」と、達観したようにコメント。今の世の中は「残念なことに他人の不幸が好きなムード」だと指摘した上で、「たとえば、昨年、SMAPさんが解散することになった時、悲しむ人、嘆く人たちがたくさんいたのはわかるんだ。つらい気持ちはすごくすごくわかる。でも、解散が一概に不幸なこと、さも悪いことのように言われ続けるのはいやだなって思った」と、率直な思いを吐露した。

 そう考える理由については「というのも、これまで25年以上も日本のエンターテインメントを引っぱってきた偉大なグループの最後を、どうしてそんなふうな表現だけで言うんだろうって。大きな存在だったからこそ、いろんな人がいろんな感情を抱いた。大好きだからこそ、終わることを認めたくなくて、悲しみにとらわれ続けてる人もいると思う。それでも、まずはSMAPさんがこれまで残してきた素晴らしい作品に敬意を払って、送り出すことも……って」と、持論を述べている。先輩グループの解散には、二宮なりに複雑な思いもあったようだが、今、SMAPに会って言葉を交わすことができるのならば、「ありがとう」の一言を贈りたいという。

 そして、「解散したいと思ったことはないけれど、嵐だって、いつか必ず終わりがくるってことはわかっていて……。すべてそう。この連載だってそうでしょ? 100回記念ってお祝いしてるけど、いつ終わりになるかはわからない(笑)。未来のことは誰にもわからないんだよ」と、現実的な解釈を明かす二宮。最後には「でも、いつか終わった時、そこまで流れてきた時間に“ありがとう”って思いたいし、みんなにも思ってもらえたらいいよね」と、本音を語っていたのだった。

 名実ともにトップを走っている嵐の“終わり”はまだまだ想像できないが、二宮の言うようにいつかは終局を迎える時が来るだろう。その日まで、ファンやメンバーが納得し、満足できるような活動を行っていってほしいものだ。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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