【連載】『あの人の学生時代。』 ♯4:株式会社エニグモ 代表取締役 須田将啓 (4/5ページ)

学生の窓口



―学生時代に、のちに『BUYMA』のヒントとなるような、海外ファッションへの関心の高まりなどは?

それはまったくなかったです。そもそも『BUYMA』をつくったときも、海外ファッションだけを扱うイメージはなく、世界中の物がなんでも買えるサイトにしたいと考えていましたから。たとえばニューヨーク近代美術館のグッズから、アフリカの石まで、日本にない物が手に入るツールになればいいな、と。もっとも、当初と違うかたちではあるものの、『BUYMA』がこうして多くの人に受けいられるようになったのは、うれしいかぎりですけどね。

―そんな学生時代に、今振り返ってやり残したことがあるとしたら、何でしょう?

こうして海外ブランドを扱う仕事をすることになるわけですから、もっと海外へ行っておけばよかったと思います。僕は社会人1年目の夏休みで、初めて海外旅行を経験するんですが、自分に足りないものを知るいい機会になりました。語学はもちろん、環境や生活水準の違いから受ける刺激は大きかったです。学生のうちにこうした発見が得られなかったのはもったいなかったですね。

―最後に、現役大学生が学生生活をより有意義に過ごすために、アドバイスをお願いします。

行動することによって、エネルギーをためておくのは大切だと思います。やりたいことに積極的に向かっていくことで、自分の中に情熱が溜まっていきます。学生のうちからこれをどんどん溜めて、キャパシティを広げておくと、社会に出てから大きな原動力に繋がるはず。はっきりとした目標を持つことを、大切にしてほしいですね。

―ありがとうございました!

小学校の頃の算数や大学時代の企画サークルなど、とことん何かに熱中する気持ちが今のビジネスを作り出したと語ってくれた須田さん。

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