沖縄では「中学生に小麦粉販売自粛」に他県民困惑 背景には卒業式の「奇習」が (1/3ページ)

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小麦粉販売自粛とは...?(画像はイメージ。Melissa O'Donohueさん撮影。flickrより)
小麦粉販売自粛とは...?(画像はイメージ。Melissa O'Donohueさん撮影。flickrより)

卒業式と言えば、アルバムへの寄せ書きや記念撮影、後輩との別れ、新たな出会いへの期待、持ち込んだ小麦粉を投げ合うなど、心温まるイベントが詰まった行事だ。

――え?小麦粉?

県外向けに解説しておくと、沖縄県では卒業式で小麦粉を投げるという謎の風習が存在するのだ。そのため、卒業式前には中学生への小麦粉販売禁止を行う店舗もあるのだが、その貼り紙がツイートされたところ、事情を知らない県外の人が困惑する事態となった。

小麦粉販売自粛とは...?(画像はイメージ。Melissa O'Donohueさん撮影。flickrより)

近年では減少傾向

県外の人が見たら「沖縄の小麦粉ってドラッグなの?」ってなるのかな pic.twitter.com/LpxVDUR2Dc
- モバイルプリンス (@mobileprince_PR) 2017年3月8日

小麦粉の販売が自粛されている理由は、中学生が卒業後に小麦粉をぶつけ合う悪しき伝統があるからです。小麦粉を大量に購入するために後輩からカンパ名目のカツアゲも増えます。
- モバイルプリンス (@mobileprince_PR) 2017年3月8日

ツイートしたのは、沖縄県でライター・ラジオパーソナリティとして活動している「モバイルプリンス」さんで、小麦粉投げとその抑制のための張り紙について言及している。

沖縄の本土復帰前にはすでにあったと言われ、ヤンキーを中心に受け継がれてきた風習だが、近年では学校側の努力もあり、実際に行われる数はかなり減っている。学校への小麦粉の持ち込みを禁止する校則を制定する学校もあるという。

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