木村拓哉の裏切りを再現?山下智久が”飯島派”を離脱した背景
山下智久(31)が主演を務め、2008年と2010年に放送された人気ドラマ『コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-』(フジテレビ系)が、7月期の月9枠で復活することが明らかになった。山下は4月クールに放送されるKAT-TUN・亀梨和也(31)主演ドラマ『ボク、運命の人です。』(日本テレビ系)への登板も決まっているが、これは「山下の人気を回復させるための起死回生の策」(テレビ局関係者)だという。
「山下のマネジメントは数年前からSMAPの元チーフマネジャー・飯島三智氏(59)が請け負っており、SMAPの解散騒動によって煽りを食うのではないか? と、ファンから心配の声が出ていた。ところが、今年に入ってからドラマが2本も決まり、亀梨とのユニット『亀と山P』で『ボク、運命の人です。』の主題歌を担当することも決定。がぜん、盛り返してきています」
ここにきて上層部の覚えがめでたくなったのだろうか。ジャニーズに詳しいライターは裏事情をこう語る。
「山下はもともとNEWSに在籍していましたが、この時は飯島さんではなく藤島ジュリー景子副社長(50)のもとで活動していました。その後、飯島さんの管轄に異動したワケですが、これは山下本人の希望が強かった。ただ、飯島さんが解散騒動の責任をとって退社する流れになると、ジュリー副社長やその母であるメリー喜多川副社長(90)に接触。“飯島派”に移ったお詫びをし、自分のポジションを守るためにも今度は事務所に擦り寄ったんです。動きとしては、キムタクに重なって見える部分もありますね」
■ジュリー&メリー親子に見放される?
こうして事務所幹部に“詫びを入れた”ことで仕事に恵まれたものの、山下には俳優業で成果を出す必要があるようだ。
「かつて、山下はシングルのリリース時に売り上げを伸ばすための“緊急握手会”を開いたり、韓流アーティストに負けて週間1位を逃したこともあった。要はヒットが生まれていません。所属レコード会社のワーナーミュージック・ジャパンとは2016年の春で契約が切れているそうですし、ソロ歌手としての未来は厳しい。『亀と山P』も、すっかり人気が低迷した山下のための救済措置。7月の『コードブルー』も過去の人気作にすがる有り様。ひとまず事務所は山下の人気回復に必死ですが、かつての輝きを取り戻せるかどうか……」
今回のドラマで良い結果を出さなければ、今度こそメリー&ジュリー親子に見限られてしまうのかもしれない。
- 文・真田栄太郎(さなだ・えいたろう)
- ※1978年神奈川県出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ダークサイドリポート』(ワニマガジン社)、『週刊宝島』(宝島社)、『Hot Dog Press』(講談社)などに寄稿。現在は週刊誌の記者・編集者として事件、芸能取材に奔走する