山﨑賢人「斉木楠雄のΨ難」特報が大不評?福田雄一監督でも響かず (2/2ページ)

デイリーニュースオンライン

 賛成派から特に信頼が厚いのが福田雄一監督(48)だ。映画「HK 変態仮面」シリーズやテレビ東京の「勇者ヨシヒコ」シリーズ、ドラマ『スーパーサラリーマン左江内氏』(日本テレビ系)などを手がけ、実写化作品の演出に定評がある。『斉木楠雄のΨ難』について期待するファンも少なくない。

 だがそれでも山﨑個人に対する評価だけは変わらず、演技を心配したり批判したりする声が多い。山﨑も福田監督の下であれば一定の期待はできそうだが……。

「山﨑を非難する理由の一つとして思い浮かぶのは、やはりドラマ『デスノート』(日本テレビ系)のLの演技。棒演技で世界観をブチ壊した。過去の映画シリーズや原作を『汚された』と感じているファンが、山﨑にトラウマや怒りを抱えているのでは」(アニメ業界ライター)

 だが近年の実写化作品は、ことごとく非難を受けている。理由は山﨑だけでもなさそうだ。

「原作ファンがキャスティング以前に嫌っているのは、実写化する妥当性のない安易な企画。『投資したお金を回収できる見込みが高いから』という、商業的な面がミエミエの動きが好まれていない。さらにそんな作品が連続しているのだから怒るのはムリもない。またその怒りの裏には、アニメ・漫画などに頼らず『実写映画に即したオリジナルコンテンツで勝負しろ』というメッセージもあるでしょう」(前同)

 とはいえ、製作が決定したものは行方を見守るしかない。今年相次ぐ数々の作品は、はたして原作ファンを満足させられるのだろうか。それとも原作ファンにとって”災厄の年”と記憶されることになるのだろうか。夏以降の公開ラッシュに注目だ。

文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。
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