モナリザは医学では肥満と関連?食べなくても太る“モナリザ仮説”とは (2/3ページ)

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・瞳孔は光を十分取り込めるようにかっと開く
・汗が引く
・口が渇く
・心臓の鼓動は早くなる
・血圧は高くなる
・胃腸へ行く血流を少なくして筋肉への血流量を増やす

副交感神経
逆にリラックスして休む場面で働く神経は副交感神経であり、脈は遅くなり、胃腸に十分な血流を送ることで消化を助けます。

交感神経と副交感神経を合わせて自律神経と言います。

交感神経の働きが低下するとどうなる?
交感神経の働きが低下していると、体重が増えやすく、体脂肪が多くなりがちであるというモナリザ仮説は、説得力があるように思われます。

理由として、交感神経の活動性が低いと食欲を抑制するホルモンが出にくくなり、満腹感が得られにくく、過食につながり、また、交感神経の活性化は脂肪細胞を分解して脂肪を減らす働きもあります。

交感神経活性化で肥満改善?
運動をするなどして交感神経の活動性を上げるよう働きかけることで、肥満を改善できるのではないかと考えられます。

運動をして肥満が改善されるのは、単にエネルギー消費量が多くなったからというだけではなく、運動により交感神経が活性化されたからでもあるとも考えられます。

食べてなくても太るのは交感神経の影響?
あまり食べていないつもりなのに太ってしまうという場合、交感神経の活動が低下しているのも原因の一つかもしれません。

どのような方が交感神経の活動性が低くなりやすいかというと、おそらく体質、つまり遺伝子による特徴が大いに関係していると思われますが、現時点では詳しいことは分かっていません。
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