大阪の珍名店「ウンコちゃんの家具屋さん」...波乱万丈の歩みを社長さんに聞いた (2/3ページ)
店内には落ち着いた色合いの家具がずらり
安くていい家具を基準に選ばれている
しかし、創業から2年目にはメディアに取り上げられ始め、更には口コミで客も徐々に増えたという。
人と向き合い、話をするのが好きだという大町さんは、客とのコミュニケーションを重視しているといい、中には毎週話をしに訪れる人も居るという。リピート率の高さも「ウンコちゃん」の特徴だという。
届いたトラック満載の仏壇に頭を抱えたこともアウトレット品を仕入れる関係から、到着するまで何が来るのか分からないことがあり、以前にはトラック満載の健康器具、卓球台、200個の仏壇など、通常の家具屋では持て余す品が届いたこともあるのだという。
この時のことについて、
「どれも悩みましたが、仏壇には特に頭を抱えました。しかし、思い切って9900円で売り出したところ、大阪付近の中国人の方がどんどん買ってくれました。あちらの文化では、仏壇は1人につき1つ持つのが普通らしくて、3、4個買われる方もいました」と語った。大町さん曰く、経営や接客を通して経験した印象深い思い出はそれこそ数えきれないほどあるという。
また、会社を叔父から継いで4年目を迎え、自分なりの「ウンコちゃん」を考えた時、更にお店の幅を広げようと考え、カジュアルで見た目の良い家具の取り扱いも始めたという。
また、16年からはデザインから生産までを手掛けたオリジナルブランド「UNZ」を始めた。