南オーストラリア・バロッサバレーの小さなワイン農家を訪ねて (1/3ページ)
ワインの世界は、フランス、イタリアなどワイン作りに歴史と伝統があるオールド・ワールドと近年になって作り始めたニュー・ワールドがあります。
オーストラリアは後者に属し、他に南米チリ、南アフリカなどが同じカテゴリーとなります。
例外もありますが一般的にニューワールドのワインは安くてそこそこの味、と言われており日本でもコンビニなどで目にした人も多いのではないでしょうか。
しかし近年、その味の進歩は目覚ましく、世界的なコンクールで上位に入賞するなど評価をあげています。
今回はそんなニュー・ワールドの中からオーストラリアのバロッサ・バレーをご紹介しましょう。
オーストラリア・南オーストラリア州のバロッサ・バレーはアデレードから北東へ車で1時間ほど。
丘陵地帯の気候が適していたため、当時のヨーロッパからの移民がその地を開墾(かいこん)し、良質なワインの産地となりました。
世界的にも有名なエステート、近所の人が瓶を持参して量り売りで買っていくような古きよきセラーまで大小合わせて250以上ものワイナリーがあります。
※エステートとはワイン用ぶどうの栽培からワインの醸造まで一貫して行なっているワインメーカーを意味します
バロッサ・バレーの中でもオススメなのがヘメラ・エステート。
一見すると農場のようですが、広大なぶどう畑が広がっています。
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