【プロ野球】阪神が打撃性優先で敷く「複数ポジション制」の是非を問う! WBC準決勝から学ぶべきこと (1/2ページ)

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WBC準決勝から学ぶべきこと
WBC準決勝から学ぶべきこと

 結果的に2つの守りのミスが致命傷となってしまった……。

 2017WBC準決勝、日本対米国は緊迫した投手戦が繰り広げられ、1点を争う好ゲームとなった。

 二塁手・菊池涼介(広島)は2次ラウンドまで神がかった超美技でチームを救ってきた。しかし、この準決勝の4回、雨に濡れた天然芝でスリップし、イレギュラーバウンドとなったクリスチャン・イエリチ(マーリンズ)の打球を菊池が取り損ねる。菊池の守備にエラーのランプが灯った。

 8回にはここまで日本代表のリーダー的存在としてチームを鼓舞し続けた三塁手・松田宣浩(ソフトバンク)もバウンドを合わせ損ねて捕球ミス。決勝点を与えてしまう。

 1点を争うゲームでは、このような守りのミスが勝敗を左右する。

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■今年も失策を連発し、不安要素が拭えない阪神

 開幕に向けて不安を拭えない阪神。不安の理由は、オープン戦から守りのミスを連発しているからだ。

 昨季の阪神は12球団ワーストの97策を記録。今季のオープン戦でも、すでに16失策とロッテと並んで12球団ワーストの失策を犯している(3月22日現在)。

 なかでも目立つのが、遊撃で過去4度のゴールデン・グラブ賞を受賞している鳥谷敬だ。オープン戦では慣れない二塁、三塁を守っているとはいえ5失策。特にスローイングが安定しない。

 鳥谷はキャンプ中、北條史也と遊撃のポジション争いを繰り広げたが、「同じレベルなら若手優先」というチーム方針のもと、三塁にコンバートされた。

 守りの不調は打撃にも影響を及ぼしている。オープン戦13試合で打率.200と精彩を欠き、本来の調子には程遠い。

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