大学の「教職課程」って実際どうなの? 教員養成課程の教授たちに聞いてみた!【学生記者】 (1/2ページ)

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こんにちは!横浜国立大学の山Dです。以前、教育学部でなくても教員免許が取れる「教職課程」を紹介しました。教育学部でなくても教員免許が取れるというのは学生からするととても魅力的なことですよね。一方で教員を養成する側の教授たちはどのような見方をしているのでしょうか。今回は教育学部で指導していたり、教職課程を担当していたりして、教員養成に関わっている教授たちに話を聞いてみました。

■「教職課程」は賛否両論!

「教職課程」は教育学部でなくても教員免許を取ることができるということで、多くの学生が登録して履修しています。しかし、教育学部のように全員が全員、教師になろうと思っているわけではなく、どちらかというと「免許が取れればいいや!」という学生が多いのも事実としてあります。教師へのモチベーションが教育学部とは違うのです。そのため、教育学部に比べると、将来的に教師になる確率は低いのが現状です。そのような面では教職課程にも問題があるともいわれています。

一方で、「免許取得の門戸が広がるのでよいのでは?」という見方もあります。というのも「教職課程」を履修すれば、絶対に教師になるという確固たる目標があるわけではないけれど、なんとなく教育に関心があるという学生も免許が取れる可能性があるので、免許を取得する学生の母数は増加します。

また、教員養成課程の教授いわく、「教職課程」のよいところは母数が増えることだけではないようです。「学校教育に携わる教師に幅やバリエーションがつく」ことと「民間企業に行くような優秀な層が将来的に日本の教育業界に関わってくれる可能性が高まる」こともメリットとのことでした。

中学校や高等学校で教えている教員には、教育学部出身の人もいれば、他学部出身で「教職課程」を経ている人もいるわけです。みなさんが教わってきた中学校・高等学校の教員のなかにも、両方のタイプがいるのではないかと思います。

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