腰痛・ひざ痛に悩む人がほぐすべき意外なパーツ (1/2ページ)

新刊JP

『腰・ひざ 痛みとり「体芯力」体操』の著者、鈴木亮司さん
『腰・ひざ 痛みとり「体芯力」体操』の著者、鈴木亮司さん

歳をとるとともに、身体のあちこちに感じるようになる不調。
不調の出方は人によって様々だろうが、腰やひざに痛みや違和感をおぼえるようになる、というのはよくあるケースだろう。

そうしたとき、痛みを感じる部位そのものをケアしようとしてしまいがちだが、ケアすべき部位は身体の「もっと奥」にある。

そう主張するのは、『腰・ひざ 痛みとり「体芯力」体操』(青春出版社刊)の著者で、これまで高齢者を中心に3万人以上のパーソナルトレーナーを務めてきた鈴木亮司さん。

そこで今回は、鈴木さんがこう主張する理由、さらに腰痛やひざ痛の発生メカニズムなどについてお話をうかがった。

■腰痛・ひざ痛の大元の原因は「大腰筋」にあり ――まずは本書の執筆経緯を教えていただけますか。

鈴木:私は普段、パーソナルトレーナーとして活動しています。具体的には、腰やひざの痛みを和らげようと、病院へ行ったり、筋トレをする等の努力をしているにもかかわらず、症状が改善しないという方の身体を見ているんです。

そうした活動を通じ、「身体の原理原則」に従うことの大切さを実感したことが執筆のひとつのきっかけになっていると思いますね。

元々、「大腰筋が疲労と硬くなると腰やひざに痛みが出る」という理論を説いていた鶴田昇先生のところで整体を、東大名誉教授の小林寛道先生からは科学の根拠に基づいた身体理論を学ばせていただいたことも大きかったです。

こうした実践や理論を背景に、身体の原理原則に従った運動をしさえすれば、努力しているという感覚をさほど持たずに、腰痛やひざ痛を和らげることができるということをお伝えしたくて本書を執筆しました。

――「身体の原理原則に従う」ということを具体的な形に落とし込んだのが、本書で紹介されている体芯力体操ですね。

鈴木:その通りです。腰痛やひざ痛の原因は、医学的にはまだはっきり解明されていません。しかし、これまで約16年間にわたって様々な方の身体を見てきたなかで、「体芯に凝りがあると腰痛・ひざ痛になりやすい」という実感が強くなっています。

「腰痛・ひざ痛に悩む人がほぐすべき意外なパーツ」のページです。デイリーニュースオンラインは、カルチャーなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る