カーシェアリングが空路に!? 「ドローン型EV」をエアバスとイタルデザインが共同開発 (1/2ページ)

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カーシェアリングが空路に!? 「ドローン型EV」をエアバスとイタルデザインが共同開発

航空機大手のフランス「エアバス」社と、「イタルデザイン」社が空飛ぶEV『Pop.Up』を共同開発し、ジュネーブモーターショー2017で公開した。

source:http://www.italdesign.it/project/popup/

世界的に大都市の交通渋滞が激しさを増すなか、2030年までにさらにその状況が深刻化すると予測されており、両社はその緩和に向け、地上と空の両方を活用した移動システムの開発に取組んでいる。


■ カーシェアリングが空路にも拡大する?

『Pop.Up』は、モジュラー式の電動式ゼロエミッションカーで、乗員が搭乗するキャビンのサイズは全長2.6m、全幅1.5m、全高1.4m。

「カプセル」、「グランドモジュール」、「エアモジュール」の3モジュールで構成されており、それぞれ「カップリングシステム」と「セルフパイロット」(自動操縦)機能を搭載。各モジュールはシェアリング・サービス提供会社の元で一元管理される。

[youtube https://www.youtube.com/watch?v=ndnyNcfhADc]

『Pop.Up』を利用するには、専用端末から呼び寄せることになる。利用時に陸路が混雑している場合、車体のプラットフォームに相当する「グランドモジュール」を切り離して垂直離発着が可能なドローン型VTOLに変身するのが特徴で、空路を使って短時間で移動することが可能。

キャビン部は独立した「カプセル」構造となっており、渋滞を回避したい時は、「エアモジュール」を装着して空を移動、切り離された「グランドモジュール」は自動運転で管理基地に戻る。

空路を使って目的地に到着すると、「エアモジュール」は切り離され、再び陸路を移動する場合は「グランドモジュール」を装着することになる。その際も使用済みの「エアモジュール」は自動操縦で最寄の基地に回収される。

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