【高校野球】引き分け再試合が続いたセンバツ。投手の肩ヒジをいかに守っていくべきか? (1/2ページ)

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投手の肩ヒジをいかに守っていくべきか?
投手の肩ヒジをいかに守っていくべきか?

 センバツでは連日、熱戦が繰り広げられている。甲子園に限らず地方大会も含め、高校野球につきものと言って過言でないのが投球数問題だ。今センバツでも200球近く投げ抜いた投手がいる。

 いかに負担を軽減するか。少年からプロ野球選手まで、投手には自らの肩ヒジにスポーツ障害を抱えないための戦いもある。

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■まさかの2戦連続引き分け。肩ヒジへの状態は?

 3月26日、センバツ7日目。第2試合、第3試合はいずれも引き分け再試合となった。これらの試合を戦った福大大濠の三浦銀二の投球数は196。そして、福井工大福井の摺石達哉の投球数は193を数えた。

 1日空けて行われた再試合でも三浦は先発し、130球で完投勝利を挙げた。さらに勝ち上がれば、これからもエースとしてマウンドを守り続けることだろう。

■田中将大が抱えた蓄積疲労

 最近のプロ野球で投球数が物議を醸したのは、2013年の日本シリーズ・楽天対巨人の第6戦、第7戦だ。楽天の田中将大(現ヤンキース)は第6戦で160球を投げ切り、第7戦でもクローザーとして登板。魂を乗せた15球を投じた。炎症を起こしていたヒジをケアするためには安静が必要だったが、2連投したことで賛否両論を呼んだ。

 思えば田中将大も2006年の夏の甲子園では165球を投じた試合が2試合あった。その2試合目は斎藤佑樹(現日本ハム)を擁する早稲田実との伝説の決勝戦。翌日の引き分け再試合でも84球の熱投を見せた。

 高校時代からの蓄積疲労は大きく、メジャーに渡った2014年は旋風を巻き起こしながらも、夏に右ヒジ靭帯を部分断裂。秋までリハビリの日々を送っている。

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