嵐・大野智、14年半続いたラジオ番組が惜しまれつつ感動の最終回
2002年10月1日から始まった、嵐・大野智(36)がパーソナリティを務めるラジオ『ARASHI DISCOVERY』(FMヨコハマ)が、3月31日に最終回を迎えた。
同番組は『MORNING STEPS』のワンコーナーとして、月~金曜日の朝6時45分から5分間放送されていた。短い時間ながらも、大野の近況や嵐メンバー・先輩後輩との交流などが語られる貴重な場所として、ファンに愛されてきた。
『ARASHI DISCOVERY』では、リスナーから寄せられた著名人の名言を、大野が読み上げる「今日の一言」というコーナーがあるのだが、最終回前の30日の放送では、大野が「感謝カンゲキ雨嵐」という言葉を紹介。これは嵐が00年に発売したシングルのタイトルだが、まさに大野の気持ちがこもった一言でもあったのだろう。「今まで聞いていただき、本当にですね、ありがとうございました」とリスナーに感謝を伝えた大野は、ラジオの放送が続いた14年半という月日の長さに改めて驚いていたようで、「2002年生まれのお子さんたちはもう、中学生になっているという……やっぱり長い月日が流れたんだなと思いますね」としみじみ話していた。
この日の放送では、『MORNING STEPS』のパーソナリティを務めた栗原治久が、大野より一足先に番組を終了することとなり、最後の言葉を述べていた。その中で栗原は、番組終了にあたって、大野から“記念品”をプレゼントされたことを明かし、「本当に心の優しい方なんだなあっていう風に思いました」「改めまして、大野くんありがとうございました!」と感謝。また自身のTwitterでも「arashi discovery ファンの皆さん、そして大野君、14年間有難うございました。皆さんに感謝です、また会いましょう!」と、改めて大野への感謝の気持ちをつづっていた。
また、31日の最終回では、『ARASHI DISCOVERY』のディレクター「アオキさん」がスタジオに登場。通常は大野1人で番組を進行していくのだが、「14年半もずっと一緒にやってきて、1回も声聞けないのは寂しい」という大野たっての希望で、最後の最後に出演することになったのだとか。
さすが14年半ともに歩んできただけあり、2人は友人のような語り口でトークを繰り広げる。大野は「アオキさんとしゃべりに来てる感じもあった」、アオキさんはラジオの原稿を作るにあたり「毎日嵐のことばっかり考えてた。大野智のことばっかり考えてた」と互いについて語り、なんだかラブラブな雰囲気。さらにアオキさんは大野の存在を「友であり、息子であり、弟である」と例え、大野も「頻繁に会ってるわけではないけども、確かにそういう感覚あるんだよね。なんだろ、たまに会える親友感覚」と、アオキさんに絶大な信頼を寄せているようだった。
最後はアオキさんの選曲で、13年に発売された嵐のアルバム『LOVE』に収録されている大野のソロ曲「Hit the floor」を流し、番組は終了。ファンはネット上で「大野くん、ラジオお疲れ様でした! 朝の癒やしをありがとうございました!」「14年半ラジオを続けてくれた大野くん、そしてスタッフのみなさん、本当に本当にありがとうございました」「14年半お疲れ様でした。そして、毎朝温かいラジオを届けてくれてありがとうございました!」と労いの言葉をかけていた。
ファンからもスタッフからも愛されてきた『ARASHI DISCOVERY』とパーソナリティの大野。14年半という長い間放送を続けてこられたのも、関わった人への感謝を忘れなかったり、スタッフとの信頼関係を築いたりという、大野の人柄ゆえだったのかもしれない。またどこかで、大野の優しい声が聞けることを願いたい。
- 文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。
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