【プロ野球】吉井理人(日本ハム)コーチの2頭目の愛馬。ツキノミチが上々のデビューを飾った! (2/2ページ)
■強い相手に5着なら上々
デビューの地は中京競馬場、芝1400メートルの未勝利戦。未勝利戦ということで、初出走も含めてまだ勝ったことのない馬たちを集めたレースではあるが、過去に2着や3着を続けている馬もいて、このクラスにしてはレベルが高いメンバー構成だった。ツキノミチが18頭立ての15番人気(単勝206.9倍)という低評価だったのも、ある意味、妥当だったかもしれない。
しかし、レースではその低評価を覆す走りを見せた。2番枠からスタートしたツキノミチは、インの4、5番手という好ポジションをキープし、直線でややフラつきながらもそのまま5着でゴール。競馬に慣れていけば、さらにスムーズに走れるだろう。
■まだまだ成長の余地あり
吉井コーチのブログによると、幼少期は「お母さんを間違えて違うお母さんのおっぱいを吸いにいってしまうような、ぼーっとした子だったらしいです」とのこと。
たしかに、パドックでもおっとりとしていて、まだまだ幼さが感じられた。ただ、そんな現状で強いメンバーに交じって5着に走れたということは、メンタル面も含めて、まだまだ成長の余地があるとの見方もできる。
次は、おそらく4月中旬あたりの出走か。吉井コーチの1頭目の愛馬フォーシームは、現在、地方競馬の名古屋に在籍しており、そこで3勝を挙げてはいるが、馬主として中央競馬での勝利はまだ。ツキノミチが吉井コーチに初白星をもたらしてくれるか、注目だ。
文=藤山剣(ふじやま・けん)