【プロ野球】ペナントレースの火花は開幕早々に消えるのか? 巨人が開幕戦を3タテしたワケ (1/2ページ)

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巨人が開幕戦を3タテしたワケ
巨人が開幕戦を3タテしたワケ

 オープン戦を5勝14敗の低調な成績で終え、先行きが危ぶまれていた2年目の「由伸巨人」。

 しかしフタを開けてみれば、2年連続の開幕カード3連勝を達成。オープン戦は「助走」ではなく、あくまで「試走」だったことを印象づけた。

 昨季、坂本勇人が2軍でくすぶる岡本和真に「1軍で打たないと金にならんぞ」とハッパをかけたことがあった。そういう意味ではお金にならないオープン戦ではなく、白星を本番にとっておいたのだろうか。

 キャプテンの考えが浸透している……という冗談はさておき、今回は巨人が開幕を機に爆発した要因を探ってみたい。

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■一気に強化されたセンターライン

 真っ先に挙げられる要因は侍ジャパンメンバーの帰還だろう。

 菅野智之はWBC準決勝に登板したため、負担を考慮して開幕投手を回避することになったが、坂本と小林誠司はオープン戦の最終試合から出場するなどペナントレースへの意欲を見せた。

 プロ野球界随一の遊撃手と、日本を代表するまでに成長した捕手がいるといないとではチーム状況が大きく変わるのは明白だ。

 特に坂本はオープン戦でも安打を放つなど、「WBCロス」などないところを見せ、見事に開幕戦の3打数2安打、1本塁打という結果につなげた。

 小林も、中日打線を初戦から2点、2点、3点に抑える好リードを披露。昨季までは「ほかに使える捕手がいないから試合に出ているだけ」とチームの首脳陣から厳しいことを言われていたが、誰もが舌を巻くほどの急成長を遂げた。

 V9時代の巨人しかり、森祇晶監督時代の西武しかり、黄金時代を築くチームには必ず名捕手が守備の要として存在していた。もしかすると今季が由伸巨人の黄金期元年になるかもしれない。

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