木村拓哉が職業を問われ複雑な胸の内を告白「役者とはとても言えない」

デイリーニュースオンライン

Photo by Pixabay(写真はイメージです)
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 4月29日に主演映画『無限の住人』が公開となる木村拓哉(44)。これまではSMAPとしてレギュラー番組『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)やグループのラジオなどに出演していたが、解散に伴って露出が減り、ファンを悲しませている。そんな木村が、「週刊SPA!」4月11・18日号(扶桑社)のインタビューで今後の活動に関する本音を吐露した。

 SMAP解散後、メンバーはそれぞれMCや俳優業など得意分野で活躍。中居正広は4月から『中居正広のミになる図書館』(テレビ朝日系)が月曜日のゴールデンタイムに進出する一方、香取慎吾はレギュラー番組『おじゃMAP!!』(フジテレビ系)、『SmaSTATION!!』(テレビ朝日系)に変わらず出演し、稲垣吾郎も『ゴロウ・デラックス』(TBS系)が放送7年目に突入した。

 1~3月は、木村がドラマ『A LIFE~愛しき人~』(TBS系)、草なぎ剛も『嘘の戦争』(フジテレビ系)で主演を務めたものの、木村の場合は草なぎの『「ぷっ」すま』(テレビ朝日系)のようなテレビのレギュラーがないため、ファンはひとまず『無限の住人』の公開に大きな期待を寄せている状況だ。

 同作の公開にあたってメディア出演も増えており、「週刊SPA!」では「今まで乗り合わせていた船からは降りたので、その違いは、確実にありますけどね」と、SMAP時代と個人活動の“変化”に言及。インタビュアーから「違い」という言葉の意味を問われると、「原動力かな。今まで仲間と一緒に漕いできたり、風の力を使ったりして、ずっと進んできた。これからは個人の手漕ぎボートになっちゃったので、自分が漕がなかったら、前へ進まない。それでもきっと仕事が好きだから漕ぎ続けられるんだと思います」と、明かした。

 さらに、木村は自身の“肩書”についても独自の見解を述べている。同じく俳優として活躍する草なぎは「AERA」1月23日号(朝日新聞出版)のインタビューで、記者から今後の肩書は「俳優」かと聞かれると、「とてもそんな、おこがましくて。自分が俳優だと思ったことはない」とキッパリ。その上で、「肩書って必要かな? もし決めないといけないなら、『タレント』がいい。マルチに仕事をしていくという意味でも。これからもバラエティーに出たいし、歌もうたいたいし、ナレーションもしていきたい」と今後の展望を語っていたのだった。

 かたや、木村は「今の木村拓哉の職業はなんだと思いますか?」との質問に対し、「なんですかね……。『出演者』かな? 『いや、俺ら役者はさ』ってスマートに言えちゃう方たちが羨ましいです」と複雑な胸の内を告白。自身のキャリアを富士山に例えつつ、「自分はまだまだ三合目なので、役者だってとても言えないですね」と、謙遜気味に話していた。グループ時代は、もはや“SMAP”自体が肩書だっただけに、いざ個人になった時、「俳優」と名乗ることにまだ戸惑いがあるのかもしれない。

 また、これまでは『SMAP×SMAP』で定期的に歌やダンスを披露していたが、解散後はこうした機会が減少。同誌では “パフォーマーとしての活動”を再開する意欲があるかという話になると、「そうですね、チラホラ考えたりはするんですけど。でも、なんだろうな……確実に筋力が落ちているんです。今は、本当に歌ってないし、踊ってもいないから。ただ、求められた場合は、考えることはあると思いますね」と、前向きに発言していた。

 SMAPを歌唱面でリードし、料理の腕前も確かと器用な木村。今後の芸能活動でも、ファンに多種多様な一面を見せていってほしいものだ。

文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。

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