中居正広と滝沢秀明の共演NGが解禁?”ジャニーズ派閥”雪解けの可能性
今月4日、元SMAPの中居正広(44)が司会をつとめる『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)に、滝沢秀明(35)が出演した。滝沢秀明が同番組に出演するのは6年ぶり。番組では中居正広が「ケンタッキー来ました。久しぶり! 元気だった?」と紹介し、滝沢秀明も「元気です!」と答えるなどの会話を交わすシーンが見られた。
滝沢といえば、昨年のSMAPの独立解散騒動の最中に、『週刊文春』(文藝春秋)の取材に対して「(事務所に)感謝するのは当たり前。それをわからなかったらアホでしょう」と発言。これが事務所からの独立が囁かれていた中居らを暗に批判したのではと話題を呼んだ。これを受けファンの間では、滝沢と中居の共演は当面NGであるという噂も囁かれていたところだった。こうした経緯もあり、今回の突然の滝沢のゲスト出演は、ネットでも「ボロクソに言ってたけど共演OKなんだ」「見ててヒヤヒヤした」「収録中タッキー、針のむしろだっただろうな。作り笑いっぽかった」といった声があがるなど、ファンも驚いた様子を見せている。
「2月には、タッキー&翼の相方である今井翼(35)とも『ナカイの窓』(日本テレビ系)で共演しています。今井の場合はかねてから中居と交流があり、今井自身も中居を慕っているため共演に関しても疑問の声はありませんでした。しかし、ジャニー喜多川社長(85)の寵愛を受けて育てられた幹部候補生の滝沢は別。事務所を背負う看板のような存在のため、この共演には事務所からの無言のメッセージが込められているようにも感じました」(芸能関係者)
■派閥を越えた共演も可能に?
今年の事務所契約満了を機に、中居は独立を図るのではとも言われてきている。そうした声が大きくなる中、関係者曰く滝沢の出演は、ジャニーズ事務所の現在と今後の意思の表れなのだという。
「SMAP批判とも取れる発言をした滝沢をあえて中居と共演させたことで、事務所としてはSMAP騒動は既に解決したことを伝えたかったのではないかと思います。同時に中居がジャニーズを退所しても、引き続き番組では派閥に関係なくジャニーズタレントが出演するということを意味していた。現在多数の冠番組を持つ中居ですが、今後も変わらずに番組内でジャニーズタレントたちの共演は見ることができることになるのかもしれません」(前出・芸能関係者)
ジャニーズ事務所の中居正広でなくなることで、これまで実現してこなかった思いもよらないジャニーズタレントとの共演が、今後見ることができるようになるのかもしれない。
- 文・佐々木浩司(ささき・こうじ)
- ※1980年群馬県生まれ。スポーツ誌の契約記者を経てフリーに。現在は主に、週刊誌やビジネス誌で活動中。得意分野は芸能、プロ野球、サッカーなど。主な著書に『洗脳のすべて』(宝島社)など。