熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times サイヤング賞も夢ではない 2017年のダルビッシュ有 (1/2ページ)

週刊実話

 ダルビッシュ有がレンジャーズの開幕投手として2017年シーズンをスタートさせた。
 今シーズンはダルビッシュにとって、これまでの投手人生で最も重要な年になると言っても過言ではない。なぜならメジャー入りした時にレンジャーズと交わした6年契約が今年で切れるため、今年は「コントラクトイヤー」になるからだ。コントラクトは「契約」を意味するので、直訳すると「契約の年」となるが、実際は「次の複数年契約がかかった年」という意味合いで使われている。

 ダルビッシュにとって契約最終年を迎える今年は、まさにコントラクトイヤーだ。成績次第で今後の投手人生がバラ色にも灰色にもなる。サイヤング賞を争うレベルの活躍を見せることができれば、現時点でも1億5000万ドル(173億円)前後と評価されている商品価値はさらに上昇し、6年1億8000万ドル(207億円)から7年2億ドル(230億円)レベルの値が付くだろう。
 逆に今シーズン、肩やヒジを痛めてシーズンの大半をDL入りしたり、制球難に陥って防御率が5点台に急落するようなことになれば、商品価値は大暴落し、2年1500万ドル程度の契約しかゲットできないということになりかねない。

 このように大リーグでは、コントラクトイヤーの出来次第で以降の人生が決まるので、契約最終年を迎えた選手はバラ色の長期契約をゲットするため「コントラクトイヤーのふんばり」を見せるのが常だ。ダルビッシュも、表面上は意識していないように振る舞っていても、開幕からギアをトップに入れて気合の入った投球を見せるだろう。

★もう一つの意外な好材料

 今季のダルビッシュには、もう一つ大きな好材料がある。今年3月でトミージョン手術(ヒジの側副靭帯再建術)から24カ月が経過したことだ。この手術は早ければ12〜13カ月で復帰できる。ダルビッシュのようにリハビリ中、極限の筋トレに励んだりすれば、球速が以前より増すこともある。
 実際にダルビッシュは昨年5月末に復帰した際、速球が数キロアップしてファンを驚かせた。しかし、トミージョン手術を受けた投手は、球速が戻っても復帰した年は制球が安定しないことが多い。ダルビッシュも昨季は別人のように制球に苦しむ試合がいくつかあり、それが防御率を悪化させる原因になった。

「熱き侍たちが躍動!! メジャーリーグ Times サイヤング賞も夢ではない 2017年のダルビッシュ有」のページです。デイリーニュースオンラインは、スポーツなどの最新ニュースを毎日配信しています。
ページの先頭へ戻る

人気キーワード一覧