フジテレビが負の連鎖?アナウンサーの”コネ採用”に局内からも猛批判

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フジテレビが番組で凡ミス連発?アナウンサーのコネ採用で”負の連鎖”へ
フジテレビが番組で凡ミス連発?アナウンサーのコネ採用で”負の連鎖”へ

 4月5日にフジテレビで放送された『世界の何だコレ!?ミステリー』での表現ミスに、視聴者からのクレームが噴出した。問題となったのは、番組内でのテーマとなった「月の裏側が地球から見られない理由」について、番組のテロップで紹介された「月は自転をしないため」という表現だ。

 現在、月の裏側が地球から見えないのは自転をしないためではなく、公転と自転の周期が一致しているためというのが正しい説明だとされており、このフジテレビの放送には「ちゃんと調べてから放送しろ」といった指摘が相次いだ。放送後には、番組ホームページで謝罪と共に訂正のコメントが出されたが、フジテレビに対する不審の声は各所から増える一方だ。

 フジテレビといえば、3月31日にも『直撃LIVE グッディ!』で、ベトナム国籍の女児の遺体が見つかった事件を特集として放送していた際、あまりにも不謹慎なコミカルな効果音が20秒に渡って流れ、司会の安藤優子(58)アナウンサーが謝罪する一幕があった。安藤アナは「編集ミス」とのコメントをしていたが、お粗末な人為的ミスがこれだけ続いているとあっては、局内のモラルが問われるところである。

■無能アナウンサーも視聴率低迷の原因か?

 こうした番組内での凡ミスも関係しているのか、近年のフジテレビは視聴率低迷が続いている。民放の視聴率ワースト記録を数々打ち立ててしまっているような状況だ。視聴率低迷の原因の一つとして、看板女子アナの不在やアナウンサー全体の無能化を嘆く声もあがっているが、そこには大きな問題が存在していた。

「1月に行われたフジテレビの戦略会議で、佐藤里佳アナウンス室部長(50)が、近年の新卒アナウンサーの採用基準は、現場の意見ではなく、役員の一声によって決められていると声をあげました。ここ数年、フジテレビから看板になる女子アナが生まれていないのは、役員による人選が原因であることが証明されたようなものです」(テレビ局関係者)

 一部では、視聴率低迷の責任を追われて、近く亀山千広社長(60)が辞任するとの噂も流れている。迷走を続けるフジテレビはどこへ向かうのか。今後の動きに注目だ。

文・安藤美琴(あんどう・みこと)
※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』(セブン&アイ出版)、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。
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