40歳を過ぎたら受けた方がいい乳がん&子宮がん検診

まいじつ

Ushico / PIXTA(ピクスタ)
Ushico / PIXTA(ピクスタ)

最近20~30代にも増え始めているのが、乳がんや子宮がんだ。年齢が高くなるにつれ、発症率も高くなる。そのため、40歳を過ぎたら四の五の言わずに毎年必ず検診を受けたほうがいい。どちらも、早期に発見できれば治せる確率が高くなる病気だからだ。

乳がんは40代後半から50代にかけてが発症のピーク。しかも、がんのなかでも自分で発見できる可能性の高いがんだ。毎月、生理後1週間~10日目のあいだ、乳房が柔らかくなる時期にチェックをするといい。入浴時に鏡と対峙して、左右の乳房にゆがみやひきつれ、えくぼのようなへこみがないか。触ってみて、しこりやこぶがないかをセルフチェックをしよう。違和感は日々との比較で容易に気が付くことができるはずだ。

子宮がんには、子宮の奥にできる『子宮体がん』と、子宮の入り口にできる『子宮頸がん』がある。近年は、子宮頸がんが20~30代の若い女性に急増している。子宮体がんは30代から増え始め、40歳以降の閉経前後に多くなる。

また、子宮だけでなく、卵巣がんも注意しなければならない。初期の場合は、片方の卵巣や子宮を残して治療することもでき、妊娠の可能性を残せる。だが、進行すると卵巣や子宮、すべて切除することになる。これらの卵巣の病気は子宮がん検診では発見できず、自分でも自覚症状が少ない。おなかがぽっこりと出たり、下腹部が痛い、頻尿や便秘など、いつもとちょっと違う症状がある場合は、きちんと病院で検診を受けた方がいいだろう。

胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がんといったがんは、ほとんどの市町村で検診が行われ、自治体によっては無料で行われていたり、数千円程度の費用で受けることができる。

病気になってしまえば治療費もかかる。40歳を過ぎたら、乳がん子宮がんのチェックは定期的に行いたいものだ。

【参考】

※ がん検診推進事業について ‐ 厚生労働省

早期がんで発見すれば、ほぼ治る! ‐ 厚生労働省

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