マレーシア・イポーの旧市街に新風を吹き込むカフェ兼セレクトショップ 「エブリデイ・ライフショップ」 (1/4ページ)
マレーシア産の高価な工芸品としても知られている錫(すず)を主成分とする合金「ピューター」。
マレーシア・ペラ州のイポーは19世紀にその錫鉱業の産地として栄えました。
中央を南北に流れるキンタ川の西側である旧市街地は、今もなお当時の繁栄を色濃く残す歴史地区として観光スポットとなっています。
マレーシアやシンガポールでは通りの両脇に棟割りにの昔ながらの店が並んでいます。
これらはショップロットと呼ばれ、基本的に小さな個人経営のお店が多く、日本でいう下町の商店街のような風情。
暑い日射しを避けたり、突然のスコールでも歩けるようになっており、マレーシア式カフェのコピティアム、日用雑貨、食料品の店などが軒を連ねています。
朽ちている部分すらも時代を感じさせる瀟洒(しょうしゃ)なつくりで目をひきます。
それはかつての繁栄を思わせる、イポーの歴史そのもの。
歴史を感じさせるあふれるショップロッットで最近多く見かけるのは、内部を今風のブティックやカフェ、オリジナルのスーベニアショップなどに改装しているお店。
こちらのエブリデイ・ライフショップ(EVERYDAY LIFESHOP)もその一つ。