西園寺愛の婚活奮闘記vol.4~バッタリ遭遇した商社の彼は運命の人!?~ (2/3ページ)

DOKUJO [独女]

M氏はというと、同じくジーンズだけれど、シルエットがキレイなのでたぶんそれなりのお値段。爽やかな水色のカジュアルシャツを着こなし、清潔感が漂っています。プチプラ感が漂う西園寺とは大違い。

それでもせっかくのお誘いです。このデートでM氏の心をグッとつかめば、幸せなごく普通の家庭が手に入るかもしれません!ファストファッションは、むしろ普通の家庭っぽくて好印象を与えるのでは!?と、変な自信を持った西園寺はM氏のお誘いを受けることに。

M氏といえば、合コンで気になることがひとつありました。それは、その場にいたM氏の友人たち(最近関西に来た東京人)が「Mは知識や雑学が豊富。話しているととても面白くて、ぜんぜん飽きないんです!」とべた褒めしていたこと。

話が面白い男、いいじゃないですか。関西人としては、話の面白さは大切なスキルです。話のつまらない男なんて、土曜お昼の吉本新喜劇で育った西園寺にとっては断じてNG!つまり、M氏は西園寺にとって旦那さんにふさわしい相手ということでしょう!

私達はグランフロント大阪内にある、タルトがメインのカフェへ入店。いつもは激混みのお店だけれど、今回は珍しくあまり並ばずに済みました。もしかすると、神様も味方になってくれているのかもしれません。

さあ、美味しいタルトと紅茶が揃いました。あとはM氏に素敵なトークでもしてもらおうじゃないですか。

M氏は早速「実は、面白い話があって」と切り出しました。お!きたきた、面白い話です!どんな話で西園寺を笑わせてくれるのでしょうか。M氏の自信ありげな目が頼もしく感じます。

「実はね、僕の同僚に○○さんという人がいて……ふふっ……その人がね、もう本当に……ぷぷっ、もー、これが……○○さんがこんなことしちゃwwwwwぶはっwwwww」

笑ってんじゃねーよちゃんとしゃべれや。

どれだけ面白くても、話しながら笑ってはいけません。話す内容をきちんと伝えなければいけない。それがお笑いの基本です。

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