木村拓哉がNHKで心境告白「今なんか、いちいち腹立てたらパンクする」
―――ジャニーズのアイドルといえども、やっぱり一人の男。思わずポロリと漏らした発言から、彼らの素の顔が見えるかも!?
主演映画『無限の住人』が4月29日に公開するタイミングに合わせ、現在さまざまなメディアに登場している木村拓哉(44)。21日にはV6・井ノ原快彦が司会を務める情報番組『あさイチ』(NHK総合)に出演し、「木村くん」「イノッチ」と呼び合う、仲のいいやり取りを見せていた。
番組内では、SMAPのデビューから、ドラマ『ロングバケーション』(1996年、フジテレビ系)の映像などを振り返り、常に第一線を走ってきた木村の活躍について振り返った。
それを受け、井ノ原とともに司会を務める有働由美子アナウンサーが、「トップ走り続けるって、プレッシャーだったり、自分の実像と違う人からの目線とかってあるじゃないですか。そういうのってどういう風に自分の心の中で処理してきたんですか?」と質問。これに木村は「いや、処理はしてないです、そんなに」と即答し、「以前は、今ほど発言だったり言葉だったり、もうちょっと責任があったじゃないですか」「今は発言に責任があまり乗っかってないというか。言いたいことをみんな言えるじゃないですか」と続けた。時代の変化によって、言葉に対する責任感が薄れてきたと感じるため、実像と違うことを言われたとしても気にならない、ということのようだ。
有働アナはさらに「腹立たないんですか?」と質問。少し言葉に悩みながらも、木村は「いちいち腹立ってたら……今なんかもう、それこそ、腹立ってたらパンクしますよ」と答えた。特に昨年のSMAP解散騒動から、メンバーについてさまざまな情報が飛び交っており、現在も彼らの名前を聞かない日はないと言っていいほど。そんな中、木村はそれらをいちいち気にせず、受け流し続けてきたようだ。
また、公私共に親交がある明石家さんまから、「自分で成り立ってると思ってるやろ? オレらは生かされとんのや」と言われたことで考え方が大きく変わったことも明かしていた。この言葉を聞くまでは、「自分たちが主導だと思ってた」と、SMAPに周りが合わせてくれるという考えで活動していたとか。しかし、さんまの一言によって、スタッフやファンの存在を考えるようになったようだ。
責任のない言葉には耳を貸さず、自分を支えてくれる人たちのことを考える木村。この強い精神力こそが、彼をトップに引き上げたひとつの大きな要因だろう。
- 文・ジャニーズ研究会(じゃにーずけんきゅうかい)
- ※ジャニーズを愛する有志による記者集団。『ジャニーズ50年史』『完全保存版ジャニーズの歴史――光も影も45年』『ジャニーズに捧げるレクイエム』(鹿砦社)など多数の出版物を刊行。
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