セクシー女優ANRIとして活動しているタレントの坂口杏里（26）が、今月19日、恐喝未遂で警視庁に逮捕されていたことが報じられ大きな話題を集めている。

　坂口は18日、知人であるホストの男性から現金3万円を脅し取ろうとしたとされている。報道によると同日、坂口はホストから金を借りようとしたが断られたため、携帯電話からSNSを通じて「ホテルで撮影した写真をばらまく」とメッセージを送付。その写真には二人は写っていないものの、関係性を疑われる写真であったという。その後二人は待ち合わせをし、男性が「さっきのメッセージは恐喝にあたる」と坂口を取り押さえ、警察に通報。坂口は新宿署に身柄を引き渡された。

　坂口は昨年、突然に所属事務所を退社し、セクシー女優として活動を開始したが、かねてからホストクラブに通っていたとも言われており、そこでの散財で借金を作っていたとも言われている。

　今回も第一報が報じられると、ネット上では「落ちぶれすぎだろ」「さすがに笑えない」という冷えきった声があがっている。

「坂口は2013年に母である女優の坂口良子を亡くしていますが、その後話題になることは、スキャンダラスなものばかりです。今回の件を受け、坂口の漫画のような転落ぶりに目をつけた出版社が、自叙伝や暴露本の出版を狙っているという声もあがっているようです」（芸能関係者）

　TwitterでもANRI名義でのアカウント開設以降、奔放な投稿が目立っていた坂口。もしも自叙伝の出版が実現されれば、ここ数年の坂口の急変ぶりの真相に、世間の注目は集まるのかもしれない。そんな中、マスコミは“あの二人”の言動に注目しているという。

■またもやあの“泥仕合”が勃発か？

「以前から坂口関連で絡みがあった、重盛さと美（28）と加藤紗里（26）の言動にマスコミは注目するのは間違いないでしょうね。二人とも坂口については論争という名の“泥仕合”を繰り広げたので、また何かふっかけてくれるのではないかと期待しているメディアも多いようです」（芸能記者）

　重盛はかつての所属事務所の先輩にあたり、坂口がセクシー女優転向後、方々のテレビ番組で彼女のホスト遊びや借金額について言及していた。また、加藤は昨年坂口と初共演して以降、坂口から借金の申し込みがあったと報じられた。この件について双方否定はしているが、結果として世間からは「売名だったのでは」という疑惑の視線が向けられることとなった。

　しかしこうした“巻きこみ要員”としてのオファーは、加藤の方に集中するのではという声もあるようだ。

「テレビ的にはキャラクターが立つ加藤の方にオファーが集中するかもしれません。自らヒールになることを厭わない加藤は、また何か言ってくれるかもしれないという期待感がある。重盛サイドが自主的にしゃしゃり出てくるのではとも言われていますが、テレビの絵としてほしいのは加藤というところでしょう」（前出・芸能関係者）

　芸能ニュースを賑わせている坂口杏里の話題だが、その裏で密かに首の皮がつながった売名タレントの存在がある。加藤がほくそ笑んでいるのは間違いないようだ。

文・安藤美琴（あんどう・みこと）

※1974年東京都出身。大学在学中にフリーライターとして活動を始め、『東京ガールズジャーナル』（セブン＆アイ出版）、『パチンコ攻略の帝王』などに寄稿。現在は女性向け読み物系の記者・編集者として活躍中。